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   plaything   ・・・act 2
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深夜の騎士団寮の廊下に、控え目なノックの音が響いた。
着替えもせずにベッドに横たわっていたその部屋の主は、ノックを無視するつもりで寝返りをうったが、続いて響いてきた声にのそりと起き上がった。
「…ソル?寝てしまいましたか?」
「坊やか」
鍵も掛けていなかったドアを開ければ、何やら大量の荷物を抱えたカイがそこに立っていた。
「入れよ」
軽く顎をしゃくり促すと、軽く一礼をして部屋に入ってくる。室内の明かりに照らされてソルはカイが持っているものが緊急用の医療用具のセットだと気が付いた。
「あ、あの…怪我の具合が気になりまして」
そういいつつ、ソルの血の跡が残る上着を見て眉を顰めた。
「…たいした怪我じゃねえよ」
「そう言って治療にも来なかったそうじゃないですか!」
適当なソルの返事が気に障ったのか、少し怒ったようにカイが言い返した。
今日の戦いでは、ソルとカイの部隊は別に配置されていた。戦場より遅れて戻ってきたカイは、先に戻ったソルの部隊がかなりの重傷者を出したことと、それにも拘らずソルが医療を受けにこないことを知り様子を見にきたのだと言う。
実際、ソルの怪我はかなり大きなものだったのだが、それはギアの身ゆえの高い治癒能力で既に塞がっていた。それを知られるわけにもいかず、当然治療など受けに行かなかった。
「とにかく、傷を見せて下さい」
強引に肩口の傷を見ようと乗り出してきた身体を片手で受け止める。
…つい最近、想いを告げてきたのを利用して、自分のものにした身体を。
明確な意図をもってその身体のラインを撫で上げると、予期せぬ行動にカイの身体が小さく震えた。
「ソル…?」
「…本当は、また抱かれに来たんじゃねえのか?」
そのまま抱き抱えた身体に手を這わせれば、先日の蹂躙の記憶を思い出したのか、カイは不安げな声でソルの名を呼んだ。その声を無視するように卑猥な言葉を注ぎ込んでやれば、瞬時に顔を赤くして否定の言葉が返ってくる。
「違います!そんなつもりじゃなくて、私はただ…」
「ま、どっちでも構わねえけどな…治療はいい、やらせろよ」
抵抗する肢体をそばにあるベッドの上に組み敷いて、乱暴に着衣を引きはがす。薄い騎士団用のインナーはそのままに、下半身だけを露わにすれば、微かに怯えた声を漏らしつつも、カイは抵抗をやめた。
「そうだ…そうやっておとなしくしてればまた可愛がってやるよ」
意図的に以前の行為を思い出させるように囁けば、強張った指先がシーツを握り締めて震えた。それを横目に自分の欲望を取り出し、カイの目の前に突き付ける。
「あ……」
「濡らせよ、この前と同じ様にだ」
伏せた瞳に羞恥の色を滲ませながらも、カイは従順にソルの欲望に舌を這わせた。その態度に満足して、ソルはカイの首筋からその下に指を滑らせた。
「いい子だな…坊や。ご褒美をやるよ」
「んぅ…っ!」
そのまま指先は下降して、先日の行為でカイが反応した胸の飾りを悪戯に服の上から撫でた。薄い布地の上からの愛撫はもどかしくカイを煽る。
「なんだ、もう固くなってるぜ」
数度指先が触れただけのカイのそこは、シャツの上からでも分かるほどに色付き、快楽を示していた。浅ましい反応を笑うように更に強くそこを責めれば、快楽からか、あるいは羞恥からかカイの碧い双眸が涙に曇った。それでも懸命にソルの欲望を煽ろうと奉仕する様は、その感覚より遥かにソルを煽った。それによって固さを増したソル自身をカイは苦しげに口に含み、愛撫を続けた。
「随分熱心だな…もっとご褒美が欲しいのか?」
そう言って、ソルは片手をカイが持ってきた医療器具に手を伸ばす。中を探れば目前のものはすぐ見つかった。その中身を指に取り、ソルはカイの後ろへたっぷりと塗り付けた。
「!!な…何…!?」
「可愛い坊やが痛くないようにしてやってんだろ?感謝してもっとしっかりしゃぶれよ、おら」
塗り付けられたのは本来傷口に付ける軟膏のようだった。滑りがよくなった指先を容赦なく内側に滑り込ませれば、もうカイは奉仕を続けられる状態ではなくなってしまう。ソルの欲望から口を離して、ただ切なげな喘ぎを繰り返すだけだ。
「ふ…ぁ、あ…あぁっ!やぁ…っ……」
「言った側から止めてんじゃねえよ」
胸に回していた指をカイの顎に回し、無理矢理ソル自身を咥え直させれば、必死で快楽を堪えて再度舌を這わせてくる。
それを軽く頬を撫でることで更に促して、ソルは今度は直接カイの胸の飾りに手を伸ばした。
軽く爪を立てていじってやれば、切なげな喘ぎはそのままに、それでも舌は休めずソルの欲望を刺激した。
「…そんなに触られて嬉しいのか?淫乱坊や」
自分の格好自覚してみろよ?、などと嘲笑れても、カイは行為を止めなかった。触れてもらえない自分の欲望には自ら手を這わせ、柔らかな内部と固くなった飾りをソルの指に弄ばれ、唇は熱いソル自身に犯されている。
身体中を襲う快感に翻弄されて、それでもまだソルに近付ける喜びに、カイは自分の身体が熱くなるのを自覚した。
与え続けられる刺激に限界を感じて、カイが軽く身体を震わせると、体内と胸を犯し続けていた指が不意に引き抜かれた。それと同時に口内を圧迫していた熱も離れ、ソルから与えられる愛撫を失ったカイは思わず甘えるような声でソルの名を呼んだ。
「ソ…ル…?」
その響きに懇願めいたものを感じ取ったのか、ソルは目を細めて横たわるカイを見下ろした。
「んな物欲しそうな声出すんじゃねえよ…」
そう言い放ち、抵抗する間も与えずにカイの肩をベッドに押しつけ、俯せになった状態の腰を抱え上げる。何を、とカイが怯えた声を上げると同時に、ソルは濡れた部分に自らの欲望を突き刺した。
「…ひぁ…っ…!!」
突然の衝撃にカイは悲鳴をあげようとして、無理矢理それをシーツに染み込ませた。
くぐもった声はそれでも深夜の部屋に響き渡る。
「はっ、結構冷静じゃねぇか」
さして広くもない騎士団の建物だ。静まり返った場所に悲鳴など響けば誰かに聞き咎められるのは間違いない。それを恐れてカイは口許のシーツを噛み締めているようだった。薬とカイ自身の奉仕により滑りやすくなっている部分を乱暴に揺さぶっても、カイの声は押し殺されたままだった。
「それじゃつまんねぇんだよ…」
苛ついて無理矢理にシーツから引きはがそうとして、ソルは転がったままの医療器具を目に止めた。そして悪戯を思い付いた子供のように、しかしそれより残酷な色を浮かべて薄い笑いを浮かべる。
「せっかく坊やが持ってきてくれたんだ、使ったほうが嬉しいだろ…?」
片手で荷物をひっくり返し、ベッドの上に医療器具の山を作る。その中から目的の容器を見つけだし、ソルはその中身を全て繋がっている部分に浴びせかけた。
「冷た…っ」
冷えた水のようなものがかかる感覚に純粋に驚いて、カイが身を震わせる。しかし、その液体をまとわりつかせたソルの欲望が再度侵略を始めたとき、予想も付かなかった感覚がカイの内部に広がっていった。
「…な、や、やぁ…熱…いっ…?」
自らの身体にわき起こる感覚が理解できずに、カイは不安げな声をあげた。その間にも熱はそこから全身に血管を通って広がっていくのが自分でもわかるようだ。逆に寒気を覚えるほどの熱が身体中を支配する感覚に、息を弾ませてカイはソルへと視線を向けた。
「わけがわからねぇ、ってツラだな」
坊やが持ってきたんだぜ?と、その顔のすぐ横に空になった薬瓶を投げてやる。見慣れたそれにカイは余計に混乱した顔つきでソルを見上げるだけだった。問い質そうにももう唇からは熱の籠った吐息しか出せそうにない。
「消毒液…アルコールがここに入ると、こうなるのさ」
軽く腰を揺すりあげて、また新たなアルコールを送り込んでやれば、説明の意味も理解できないままに、カイは熱に翻弄されて甘い悲鳴をあげた。
「やぁぁ…ぁっ、熱、熱いっ…!」
理性などはじけ飛んでしまいそうな圧倒的な熱。それはもはや快楽とは無縁のもので、カイはソルに突き上げられる度に許しを乞いて泣き叫ぶしかなかった。
「や…熱い、熱いっ…お願…いっ、やめ…て…!」
声を押さえることなどできずに、ただひたすらシーツをかきむしり、暴れる。普段の様子からは想像も付かないその姿態はソルの嗜虐心を強く煽った。無理矢理に身体を反転させて顔を覗き込めば、涙をシーツに擦りつけた跡が痛々しく赤い頬に残っていた。そうでもしないと沸き上がる熱に気を失いそうなのか、血が滲むほどに強く手を握り締め、唇からはただうわ言のように「熱い」という言葉だけを繰り返す。
先程までは快楽に震えていた身体は、強すぎる熱に侵されて何も分からなくなってしまったようだった。
「…刺激が強すぎたか」
まともに酒すら飲んだことのない小さな身体には大きすぎる負担だったのか、熱に潤んだ瞳は哀れみを誘うように涙を零し続ける。触れ合った部分から伝わる鼓動も異様に早く、ソルは一つ舌打ちして、受け入れさせたままだった自身を引き抜いた。
その感覚に反応もできないほど弱った身体を、膝の上に抱え上げる。軽く頬を叩いて反応を見るが、急性アルコール中毒のような状態なのか、その瞳は開かれることはない。
しかしか細い声が、確かに自分の名を呼んだのをソルは聞いた。
「ソ…ル…、あつ…助け…、て…」
その声に導かれるように、ソルはカイの首筋に指を当てた。滅多に使わない解毒の法術。アルコールを人間の身体は毒素に分類するはずだと予想しての行為だった。
そしてその予想に違わず、術の効果はすぐに現れた。カイの呼吸が少しずつ落ち着きを取り戻し、ゆっくりと翡翠の瞳が開かれ、ソルを見上げた。
「あ………」
「ったく、厄介な坊やだな、セックスの相手もまともにできねぇのかよ」
縋るような視線でソルを見上げるカイに、ソルは素っ気なく告げてその身体をベッドに投げ出した。
そして自分は血の付いたままの騎士団のコートを羽織りなおし、カイに背を向ける。
「……ごめんなさい」
その背にむかって、カイが小さくつぶやいた。ひたすら蹂躙された相手に言う言葉とも思えず、ソルは自嘲気味な笑いを浮かべることでその返事とした。そしてベッドから立ち上がり、ドアノブへと手を掛ける。
「そのまま寝てろ、俺は行く」
「どこへ…?」
「てめぇには関係ねぇよ」
最後にそう言い捨て、カイの言葉を聞かずにドアの向こうにソルは姿を消した。
それでもあの縋るような視線、弱々しくも自分の名を呼んだ声が耳から離れない。
それに苛ついて乱暴に煙草に火をつけると、ソルは当てもなく夜の闇へと歩き出した。




ソルのほださレベルが1あがった!
鬼畜にマイナス2!
強姦にマイナス1!
甘やかしにプラス3!
欲求不満にプラス1!

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