さて、いよいよラスト、実際に原稿を作って印刷する際の手順です!
面付や原稿の進行管理にもお使いいただけるExcelファイルなどもお配りしておりますので、ちょっと長いですが頑張って読んでみてくださいー!

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【1.グレースケール原稿作成】

まずは通常通りグレスケ原稿を作成しておきます。今回はA5本を作るのを前提に説明していますので、A5原寸(縦210mm×横148mm)で原稿を作ってください。裁ち切りは不要です。

また、原稿は8ページ単位で作成してください。(A5四面付の裏表で刷るため)

原稿作成ソフトはPDF出力できるものであれば何でもOKです。
Photoshop、Illustrator、コミックスタジオあたりが原稿作成に良く使われる当たりかと思いますので、特に問題ないかと思います。
(Saiを使う方もいそうなのですが、軽く調べた限りはSaiはPDF出力不可ですかね…詳しい方教えていただけると助かります)

なお、当方の手元にはPhotoshopしか無いため、他環境でのPDF作成については動作チェックを行っておりません。PDFも内部バージョンが幾つかあるらしいので、他ソフトでの動作を確認した方がいらっしゃれば教えていただけると助かります。

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【2.面付台割表配布・使用方法説明】

原稿が完成したら、面付を行います。
とはいえ、A5四面×裏表の面付は中々にややこしいので、Excelで面付表を作ってみました。ついでに台割表・価格計算表もセットになっているので、使ってみてください。

クリックで原寸
上記画像は使用例です。こんな感じでP数ごとの台割表と面付表、そして発行部数を入力すると印刷費の総額が表示されるようになっています。

Excelのソフトさえ起動出来れば、あとは簡単な文字入力程度で使えるようにしてあります。必要部分以外には保護をかけておりますので、誤って元々の書式を消してしまうこともないかと思います。お気軽に試してみてください。
(特殊な数式や装飾は使っていないのでOpenOfficeやgoogleドキュメントでも開けるとは思いますが、動作確認はしておりません)

また、Excelが一切使えない方のためにPDFバージョンも作成しました。
こちらは価格計算表を省いてあります。台割表として使うにはかなり小さいと思いますが、宜しければ印刷してご利用下さい。

 ▽面付台割表配布セット(ZIP/394KB)

使用方法の説明は、PDFは1P目に、Excelは説明文というシートに記載されております。今回はこの中の12P本用(本文8P)のファイルを元に説明します。

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【3.面付作業】

クリックで原寸
8P分のグレスケ原稿を、面付表の見本に合わせて貼り合わせます。今回はわかりやすくするために、こんな感じで原稿に大きくページ番号も振ってみました。

ps_size.jpg
なお、張り合わせの際には、1枚目の原稿を「画像サイズの変更」で変更し、そこに他原稿をレイヤーで貼りあわせていくのが楽かと思いますが、その際はこんな感じで単位をパーセンテージにして、アンカー位置を面付の位置(1枚目なら左下)に合わせて変更すると楽かと思います。

おそらくこの作業が一番手間だと思いますが、ファイル名さえ毎回統一すればアクション化も出来ると思いますので、Photoshopにお詳しい方などは頑張ってみてください。

面付作業が終了したら、PDFにして保存します。
(ここではそれぞれ「A1」「A2」と名前を付けて保存しました)
Photoshopの場合は「名前を付けて保存」の画面で形式を「Photoshop PDF」にするだけでOKです。
その際、圧縮形式を選ぶ画面が出ると思いますが「ZIP圧縮」でOKです。

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【4.PDF結合ソフト「PDForsell(フォルセル)」インストール】

続いてPDFの結合を行います。PDFの結合にはフリーソフトを使います。
以下のURLよりダウンロードしてインストール、または解凍を行ってください。

 ▽ヨモギソフトウエア PDForsell(フォルセル) Ver2.0

インストールの手順は割愛します。設定を行う部分もありませんので、そのまま「次へ」のボタンをクリックしていけば大丈夫です。

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【5.PDF結合】

インストールしたPDForsellを起動します。
「ファイル名」と書かれた部分に先ほど作成したPDFファイルをドラッグすると、下記の画像のようにファイル名が並びます。(読み込みには多少時間がかかります)
それを確認したら、上にある「結合して保存」のボタンをクリックしてください。

pdforsell_1.jpg
次に保存先の確認の画面が出るので、「参照」をクリックして任意の場所を選んだら、「結合して保存」をクリックします。これで完成です。

pdforsell_2.jpg
なお、とりあえず印刷するとどうなるか見てみたい、という方のために今回作成したPDFファイルを配布いたします。ダウンロードしてお使いください。

 ▽PDF両面印刷お試し用ファイル(PDF/14MB)

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【6.文書プリント】

完成したデータをUSBメモリなどのメディアにいれ、お近くのセブンイレブンに向かいます。印刷されてくる原稿がA3サイズとかなり大きいため、それがしまえるサイズの紙袋をお忘れなく。

文書プリントの大まかな流れは公式ページに掲載されております。初見でも操作できるとは思いますが、不安な方は一度目を通してみてください。

 ▽USBメモリーなどから文書をプリント|セブン-イレブン・ジャパン

該当するファイルを選んだあとは、印刷用の設定をします。
メニューから以下のように選んでください。

・カラーモード:白黒
・出来上がり用紙サイズ:A3
・2枚を1枚:しない
・両面:長辺とじ

あとは印刷されるのを待ちます。この印刷をされるまでの間が相当長い(二分以上かかると思います)ので、あまり時間のないときは印刷は避けたほうがいいかもしれません。
なお、枚数は指定できますので、本にするならその分の枚数を一気に刷ってしまったほうが読み込みは一回で済むので楽です。

>>20110121 追記
Twitterでの沢山のふぁぼ&RTに感謝して…というわけでもないのですが、上記手順の確認用に撮った動画を公開します。印刷されるまでの流れを見てみたい、というかたはどうぞ。
なお、途中でカメラを持っているのに飽きて放置しておりますが気にしちゃ負けだ。

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【番外:断裁機のススメ】

印刷が終わればあとは製本して、完成です!とはいえこのままでは製本できないので、半分に折って断裁する必要があります。

断裁機と言われると敷居が高い印象ですが、最近は家庭用のお手軽な商品もたくさん出ています。私も最近一台友人から頂いたのですが(ふぇんりるの旦那さんきゅうー!!)ものぐさほど持っておくと便利ですね、これ。

家庭用のものでも価格はピンキリですが、下は1000円~本なども断裁できる大型のもので数万くらいでしょうか。今回のような用途であれば一番安いものでも問題ないと思います。ちょっといいカッターと定規を買ったと思えば十分出せる金額だと思いますので、購入を検討してみてはいかがでしょうか?
ご参考までに、Amazonのリンクを貼っておきます。替刃と替シート(カッターの刃が当たる部分のクッション材)もありますよー。

  

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以上、三回に渡ってお送りしました久々のネットプリント(じゃないけど)講座、いかがだったでしょうか?
不慣れなうちは面倒な作業が多いかと思いますが、ちょっと手間をかければ劣化のないグレースケール原稿の本がとても安価で刷れる、よいサービスだと思います。なんせ68Pの本でも、本文印刷だけなら160円、表紙をカラー(50円印刷)にしても210円で作れますので!!
ぜひ色々利用して、素敵な本を作ってくださいねー!!