続けていきまっせコメントその5っ!!

ファウスト / 手塚治虫
・アドルフに告ぐ / 手塚治虫
MW / 手塚治虫
手塚先生三連発。父親の趣味でこの辺の単行本が家に揃ってるのは非常にありがたいところ。
「ファウスト」はゲーテの戯曲を漫画化したもの。キャラが一部犬になってたり、設定が御伽噺風になってたりでちょっと子供向け。
そして同単行本(リンク先のやつ)には「百物語」という和製ファウストみたいな話も入ってるんですが、個人的にはこっちのが面白い。というか、こういう言葉で表現するのもちょっと申し訳ないんですが(汗)、原作における悪魔の役どころであるコダマちゃんがツンデレで可愛くて萌えるんだ!!話としての決着もこっちの方がしっくり来るのは、やっぱ自分が日本人だからだろうか…。

「アドルフに告ぐ」は、ヒットラーがユダヤ人の血をひいていた、という設定の元、その秘密を軸に何人かの人生を描いた漫画。
基本的に戦争モノとか人種差別モノとかあんまり得意なジャンルの漫画じゃないんですが(どう読んでも後味悪くてしんどいので…)、この話はその伏線の絡み合いっぷりが半端なくて、それが一気に収束していくのが読んでてすごくどきどきします。読んでると登場人物同様翻弄されまくれるのがたまらん。

「MW」は個人的にはピカレスクロマンの代名詞にしてもいいくらいすごい作品だと思ってます。手塚先生を「アトム書いた人だっけ」程度にしか知らない人とかに読ませてみたい。
ていうか私これ読んだの多分高校生になる前だったと思うんですけど(家にあるのは文庫版なんですが、初版でその日付を見る限りはそのくらい)、親もこんな恐ろしい本子供の手の届くところにおいておくな(笑)
とにかく普通ではタブー扱いされそうなネタ(同性愛・小児虐待・獣姦・猟奇殺人誘拐殺人・毒ガス散布・死姦etc.)がこれでもかと詰め込まれている話です。でもそのおっそろしい主人公が魅力的なんだ…!
悪人の美学とかそういう系列じゃなくて、一線を越えたゆえの危うさとか、そういう不安定さに惹きつけられます。
今度映画化するそうなんですが、主人公を玉木宏氏がやると聞いてちょっと期待してたり。私的にはイメージぴったりです。でも漫画の実写映画化自体にはあんまり期待してないので微妙なところ(汗)監督も知らない人だしなぁ…。

人形(からくり)草紙あやつり左近 / 写楽麿+小畑健
CYBORGじいちゃんG / 小畑健
アラビアン魔神冒険譚ランプ・ランプ / 小畑健
ヒカ碁やデスノで一躍有名になった小畑健の昔の作品あれこれ。
まぁ上記二作を途中で読むの止めてしまった私のいうことでは無いですが、「あやつり左近」は氏の作品で一番好きな作品です。推理モノ。また絵柄とあの雅な世界にすげー合ってて綺麗だったんだ…!主人公の唇に墨で影が入るんだけど、それがすげえ色っぽくてどきどきしました。4巻で終わりなんて勿体無い…。

「CYBORGじいちゃんG」はもうほんとベッタベタなギャグ漫画。(途中シリアスも入るけど)
でもこの頃から絵は綺麗だったので、何故こんな流暢なペンタッチでギャグ漫画描いてるんだこの人は、と思わずにはいられない(笑)でも笑えます。

「アラビアン魔神冒険譚ランプ・ランプ」は、ファンタジー路線の正統派少年漫画。ちょい打ち切りの感は拭えませんが(苦笑)キャラがみんな元気で可愛くて好きだったなー。
話のスケールも結構大きかったので、できればもう少し掘り下げた話にしてしっかり読みたかったです、惜しい。

女神異聞録ペルソナ / 上田信舟
BAROQUE / 上田信舟
DAWN 冷たい手 / 上田信舟
「女神異聞録ペルソナ」は同ゲームのコミカライズ。ゲームのセベク編と雪の女王編をミックスしたようなお話で、割と満遍なくどのキャラも出てくるので、元のゲームに思い入れがある人にもお勧め。特にマキちゃんはゲーム版より好きだって人を良く見る気がする。あとは主人公の設定が面白く、うまいなーと。

「BAROQUE」も同様に同ゲームのコミカライズで、元のゲームは非常に難解かつ、人によって解釈の分かれそうな話なんですが、それを綺麗に纏めてます。私はこの解釈の仕方大好き。

「DAWN 冷たい手」はオリジナル作品。バイオハザード(ゲームじゃなくて生物災害のほうな)ネタで、ホラーアクションに分類されるのかな。描写結構えぐいので注意。それに巻き込まれて不本意ながらそれを退治する力を手にすることになる主人公と、その周りの人たちで進んでいく話。
基本的に異能力者の主人公がそれを苦しみながらも立ち向かう話が好きなんで、クリティカルヒットでした。一般人の彼女に隠したくて悩む姿とか切ない…!
最後のあたりがちょっと駆け足になって勿体無いんですが、それでもお勧め。

羊たちは何を見た / 森生まさみ
普段は割りと明るく可愛いラブコメ(あーでも割と心理描写はエグいかも)を描いてる作家さんなんですが、この話はちょっと視点が違って、かなり重い話です。
小さな子供同士の恋愛話なんですが、徹底してその目線で書かれているので、その二人を引き剥がそうとする大人が嫌で嫌で仕方なくなります。あんま子供のうちに読むと感情移入しすぎて厳しそうだな。なんか無力感を味わう漫画です…。

綿の国星 / 大島弓子
いかにも古風な少女漫画(まぁ実際相当昔の作品ではありますが)な画面の中を、擬人化された猫の世界を垣間見れる作品。
とはいえ、アタゴオルとかみたいな擬人化された猫がそのまま生きているんじゃなくて、あくまで普通の人間の世界を、猫の視点で見れるという感じ。んでそれが人間にも分かりやすい表現に書き換えられてるというか。
最初に読んだのはかなり子供の頃なのですが、高級な家猫のキャロラインが、奔放な雑種の家猫の主人公に連れられて、初めて外に出たり雨に打たれて遊んだりして、でも結局は自ら家に戻ってしまう話が子供心にも凄く印象深かったです。


■WEB拍手コメント返し
>YUKIさん
おおう、お会いしたことあるんですか!世間は狭いですねー…。そして細い人なんだといわれても、もうあの漫画の絵(ペンギンというか、オバQ…?)でしか想像付かないぜ!(笑)
もしまたお会いすることがあれば、御本面白く拝見してますとお伝えくだされー。や、コミケにでも行けばご本人いそうですけど(笑/同人誌の方も見たことあるんですが、同じノリで面白かった)