—————————————————————–

2010/1/26 追記
【ネットプリントの原寸印刷情報を求めていらした方へ】

こちらの本文内でご紹介している「DocuWorks」を使うより
安価&手軽な手順をご紹介しております。
詳しくは以下のエントリーをご覧くださいませ。

セブンイレブン ネットプリント活用講座 Vol.11 CLIP STUDIOで原寸印刷
http://night.littlestar.jp/2010/01/clip_studio.html

—————————————————————–

気が付けばこんなのもう6回も書いてるのか…そろそろセブンイレブンか富士ゼロックスは私に感謝状の一通も贈(以下略)<こないから。
というわけで前回書ききれなかった分、ちょこちょこ纏めてみたいと思いますー。

▼DocuWorks経由でネットプリント印刷可能な画像形式
ネットプリント直の場合、画像形式JPEG、TIFFくらいしか印刷できなかったんですが、DocuWorks経由ならもっと他のデータも印刷できるんじゃないか?と思って片っ端から試してみました。

使用したファイルの大元は、以前作ったASTRAYの壁紙データです。各種形式変換前のデータは以下の通り。

形式:PSD
画像サイズ:1600×1200pix
ドキュメントのサイズ:6.77×5.08cm(ちっさ!)
解像度:600pixel/inch
ファイルサイズ:2,778KB
備考:レイヤー未統合、アルファチャンネルなし

—————————————————————–
・PSD/レイヤー未統合/2,778KBの場合
まず取り込もうとすると『アプリケーションファイルの取り込み』という画面が出て、三択を迫られます。取り込みますか?じゃなくて添付するかどーかとか聞かれる辺り、PSDファイルは画像ファイルとしては認識されてないっぽい。

20080126_1.gif
それぞれ選択してみましたが、まず『ページを作成してオリジナルデータを添付する』と『ページを作成してオリジナルデータを添付しない』の場合は、どちらも次のエラーが出て変換できませんでした。

20080126_2.gif
指定されているテンポラリファイルを見てみても何も残ってませんでしたし、単に未対応で誤作動してるって判断していいような気がします。

そして『ページを作成しないでオリジナルデータを添付する』の場合は以下のような感じでいかにも添付したぜ!な表示になりました。

20080126_3.gif
この状態でネットプリントに登録しようとしたのですが、ファイルサイズが大きすぎるということでネットプリントへの登録は出来ませんでした。

・PSD/レイヤー統合/1,375KBの場合
レイヤーを全て統合して、ファイルサイズを軽くした状態で再挑戦しましたが、こちらもやはり『ページを作成してオリジナルデータを添付する』と『ページを作成してオリジナルデータを添付しない』は、同じエラーで取り込み不可。
『ページを作成しないでオリジナルデータを添付する』は、今度はファイルサイズが範囲内だったからか登録の画面まではいったんですが…その後以下のエラーが。

20080126_4.gif
たとえサイズが範囲内でも、エラー扱いになるのは変わらないようです。

結論⇒PSDファイルは取り込み・印刷不可
—————————————————————–
・EPS/レイヤー統合/7,531KBの場合
まぁPSDと一緒だろうなと思いつつ念のため確認しましたが、やっぱりPSDと全く同じ(1,2番目は取り込み不可、3番目は印刷時にサイズオーバーエラー)でした。

結論⇒EPSファイルは取り込み・印刷不可
—————————————————————–
・BMP/24bit/5,626KBの場合

取り込み、印刷可能。ファイルサイズは5,626KB⇒167KBとありえない圧縮率を見せましたが、これはどっちかというと単に圧縮前がでかいだけか。
実際に印刷したわけじゃないので断言は出来ませんが、圧縮後の画像を見ても色味の変化は感じられなかったので、おそらく印刷結果もそれなりのものになるんじゃないかなと。

結論⇒BMPファイルは取り込み・印刷可
—————————————————————–
・GIF/256色保存/369KBの場合

PSD同様に取り込み時に『アプリケーションファイルの取り込み』が表示されました。
ただしGIFの場合結果が全く違い、『ページを作成してオリジナルデータを添付する』と『ページを作成してオリジナルデータを添付しない』を選ぶと以下の画面が出て、DocuWorks文書に変換されるようです。

20080126_5.gif
変換後のサイズは、『ページを作成してオリジナルデータを添付する』は708KB、『ページを作成してオリジナルデータを添付しない』は341KBでした。『ページを作成して…』の方はなんか他の構成要素とか追加されたんだろうなぁ。表示はこんな感じ。

20080126_6.gif
なお、どちらもネットプリントへの登録は可能でしたが、GIFで256色に落としている時点で元の画像よりは劣化している場合が殆どだと思われるので(よっぽどかっちりアニメ塗りでもしてれば別ですが…)、わざわざGIFにする必要はあまりない気がします(笑)<じゃあ調べるなよ…

また、『ページを作成しないでオリジナルデータを添付する』の場合は取り込み自体はできて以下のような状態になりました。

20080126_7.gif
でもここからネットプリントに登録しようとすると以下のエラーが発生。印刷不可でした。

20080126_8.gif

結論⇒GIFファイルは一部取り込み・印刷可(でもメリット少なそう)
—————————————————————–
・PNG/PNG-24保存/778kBの場合

基本的にはGIFと同様。『ページを作成して…』の方はサイズオーバーして印刷できませんでしたがそれ以外は全く一緒です。

結論⇒PNGファイルは一部取り込み・印刷可
—————————————————————–
・JPEG/WEB用に保存を使用し画質60で保存/401KBの場合

昨日の講座で紹介したような感じで取り込み、印刷可能。取り込み後のファイルサイズは気持ち増えて413KBになってました。
ただ、詳しくは対処方法と共に後述しますが、『WEB用に保存』を使って保存した画像の場合、原寸での印刷が難しいです。

結論⇒JPEGファイルは取り込み・印刷可
—————————————————————–
・TIFF/未圧縮/5,633KBの場合

こちらも取り込み、印刷可能。取り込み後はBMP同様167KBという脅威の圧縮率を見せます。二階調化済みのモノクロ原稿ならここが鉄板かな。

・TIFF/LZW圧縮/1,086KBの場合
以前の講座でネットプリント直用の出力方法として推奨していたLZW圧縮なのですが、なんとこれを使った場合は以下のエラーが出て取り込み不可でした。

20080126_9.gif
思うに既にLZW圧縮したファイルなので、それを解凍するプログラムがDocuWorks側で対応してないかなんかで取り込み不可なのかなと。躓きやすいポイントかなーと思いましたので(というか私が躓いた…)ご注意ください。

結論⇒TIFFファイルは圧縮しなければ取り込み・印刷可
—————————————————————–
・おまけ:Illustrator用ファイル(拡張子.ps)の場合

自分ではイラレは使っていないのですが、頂き物のファイルがあったので試してみました。結果はPSDと一緒で取り込み・印刷共に不可。(…というかあんま詳しく無いのですが、イラレのファイルって拡張子.aiじゃなかったっけか。.psってのはポストスクリプト対応プリンタのファイルで普通の画像ファイルとはちょっと系統が違うもので開けないのも当然、くらいの認識でいいんだろうか)

結論⇒富士ゼロックスはAdobeに厳しい拡張子.psファイルは取り込み・印刷不可
—————————————————————–

▼『WEB用に保存』の落とし穴
これはDocuWorks側には関係のない話なんですが、『原寸で出力する』という点ではちょっと盲点だったのでご紹介。主に私の粗忽さに萌える話。<ええー…。

photoshopの保存機能、『WEB用に保存』なんですが、要は文字通りWEBでの画像公開に特化した保存方法なんですね。なお、形式はJPEG、GIF、PNGに対応。(ブラウザ側で対応してるのがこの三種の画像形式だから)
具体的に普通の画像保存と何が違うかと言うと、保存後のサイズを確認しながら画質の調整が行いやすいってのと、サムネイルなどの余分な情報を省いて保存するため、普通に保存するよりファイルサイズが小さくなる、ってのが主な利点。
そして利点というか特徴として、解像度が72pixel/inchに固定されると言うのがあります。(昔はモニタの画面解像度は72pixel/inchが主流だったため、それに合わせてある。これ以上の解像度にしても画面で表示しきれず、ファイルサイズが重くなるだけだから)

んで、それ自体は問題ないんですが、この解像度が変更されてしまうと、それに伴ってドキュメントのサイズ(印刷時の仕上がりサイズと言う意味で捉えてください)も変更されちゃうんですね、実は。私これ頭では知ってたはずなんですが今回確認するまですっかり抜け落ちててきょわーーーー!な感じでした…。
今回の例で言いますと、元々のPSDファイルは上記で示したとおりドキュメントサイズが6.77×5.08cmで、解像度は600pixel/inchだったんですね。
それをWEB用に保存(JPEGでもPNGでもGIFでもどれでも)で保存してしまうと…ドキュメントサイズが56.44×42.33cmと8倍以上に膨れ上がるんです。原寸印刷も何もあったもんじゃねえええええええ!!!(笑)
ちなみにどーして解像度が下がるとドキュメントサイズがあがるのか、という点については説明がえらいめんどくさいので逃げさせてくれると嬉しい…か、簡単に説明するなら元々密度みっしり(600pixel/inch)だった画像を、すかすか(72pixel/inch)にした分、密度がバラけて範囲が広がった、とでも言えばいいかなー…。
あれだ、ごはん粒みっしり詰まった10cm四方のおべんと箱を開いて、テーブルの上にちょっと間隔広めにごはん粒並べ替えたらテーブルの上で100cm四方になったよ!おんなじごはん粒なのに!不思議!!みたいな話だ(わからん)。
あああすいません、できればWikipediaあたりで勉強してみてください…。(というか自分の解釈が正しいのかすら正直自信が無い。詳しい方突っ込みお待ちしております)

というわけで『WEB用に保存』を使ってしまうと、原寸どおりの印刷というのは出来なくなります。今までこれ多用してきましたが、以降は原寸印刷前提なら普通に『別名で保存』したほうがいいでしょうねー。
なお、トーン化した原稿などで推奨してるTIFF形式は『WEB用に保存』で保存できませんので、そういう意味でも原寸印刷向きですね。

—————————————————————–

以上、 DocuWorks連携前編でした。
すまないまだ前編なんだ…今回の記事が思ったより長くなったからもーちょっとだけ続かせてください…(汗)明日で一応一区切りの予定です。ていうかそろそろ普通の日記も書きたいです(笑)
明日は『結局どーいう画像ならどの印刷方法がいいのよ?』という総まとめと、自分的に結構重要だった印刷可能区域と中心線のズレについて書きます。よろしければお付き合いくださいませー。