眠れない夜空

藤井咲が管理する二次創作他雑記。同人作家向け講座もあります。

「眠れない夜空」のはてなブックマーク数 RSS Feed
木曜日
1月 26,2017

めんどくならないうちに(※既に発行から数ヶ月経っていることは忘れる)裏話の続きなど。古い方から再開しましょうねーということで10月の芸能プチ二冊目だった「Hand to Heart Heart to Hand」の裏話です。

書店の在庫は尽きてますが今月末まではBOOTHの自家通販でお取り扱いしてますので、もしご興味あれば以下からどうぞー。あと28冊ですん。

【みかんば小説】Hand to Heart Heart to Hand
https://night.booth.pm/items/347648

これも元は支部に上げた小ネタ…というかTwitterで喚いてたネタを膨らませたものでした。特に誰かと語ってたわけじゃなかったと思うんだけど、なんか唐突に手タレの山姥切くんがやりたいと言い出して書いたもの。
顔とか隠したままでもできる芸能のお仕事→パーツモデル、という発想だったんですが、まあ随分前に(それこそ刀剣出る前に)みかけた手タレの方のお仕事裏側ー、みたいな話が印象深くて。
日頃から手袋、仕事の前には手を上にあげて血が下がるようにする(血管が浮かないようにするらしい)、ケアに数時間…とか読んですごい大変そうだなーと思ってたのがどうにも忘れがたかったからこんな話になりました。(あんまその辺生かせなかったけど)

あとは同時に出した本(ミュとステの方)が基本的に薄暗い話だったので、こっちは明るくカジュアルな内容にしよう、と思って書いてたんですが、最終的にやっぱりめそめそしてしまうのはもう芸風だということでご容赦願いたい。好きなんだ!本来強気だろうとなんだろうと好きな人の前ではめそめそしてしまう健気受とか乙女受が!!そしてそれを受け止める包容力攻が好きなんだーーーーーーーーーーー!!!
2017年、今年もそんな(広義の)保護者カプを推して参る所存です。

と言いつつも書く上で今回もう一つ心がけたのが、山姥切くんを過剰に乙女にしない、というか頑張って強気部分も出していこう、ってところでした。芸風だーと開き直りつつはあるものの、やっぱゲームでうじうじしてたり構うなーってなってたりそれでいて強気なところもめっちゃかわいくて好きなのでそういう部分忘れないでしっかり書いていこう、と思いまして。
なので割と自分基準では強気方面に寄せつつ書いてみたつもりなんですが、そうすると三日月爺ともわりときゃんきゃん会話してくれるので会話文が書いてて凄い楽しかったです。特に冷蔵庫周りのとことかめっちゃ楽しかったw
あそこは三日月爺のボケっぷりも含め住む世界の違いとか描いた良いシーンにできたんじゃないかなーと自画自賛しておく!
相方から貰った感想でも、ここ生活感出てて可愛かったと言われて嬉しかったなー!

あとは芸能パロということでまた作中作的な物が出てきているんですが(「青の聲」で懲りたので正直あんまりやりたくなかったんですがストーリー上致し方なくw)これ実はなんともお恥ずかしいことに自作の別の小説から持ってきてたりします。ちょっと前に出した「NOTEBOOK_reprise」って話ですね。(みかんばで高校教師×DKの現パロ)

作中でもいくつか要素に触れてるので(『数学教師』『クラス内ぼっちのDK』『屋上の踊り場』『日記』ってあたり)読んだ人も気づく人いるかなーいないかなーって思いながら書いてたんですが(話としては気付かなくても特に支障なく読めるようになっている…はず)、支部に出した見本だけで気付かれた方も数名いらしたようで嬉し恥ずかしでしたひゃー!!

でも実はこの作中作、当初は他所の話から持ってくる予定はなく、ちゃんと別に考えてたんです。もう全然違う話で、三日月(エリート刑事)と加州(少年グループのリーダー)のアクションサスペンスで書いてたの。それが加州が怪我をして山姥切にタッチして…みたいな感じ。だけど書き始めたら冗長になってしまった上に、上手いこと転がらない気配を察知したのでやめたんですが、文字数としては実は六千文字くらい書いてあって正直とてももったいなかったので、ここでこっそりと公開しておきますw
このまま書き続けてたら当然最後のおせっせ直前の会話も変わってくるので、随分後味違う話になってたかもなあ…。

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【二章ボツVer.】※本文9P目~のところです。

「場面転換です、その前に休憩入りまーす」
 まだ不慣れなADの青年が、ぱたぱたと手足を揺らして周囲に向かって叫ぶ。張り詰めていた雰囲気がそれに一気に霧散するのに、あちこちでお疲れー、と声が上がった。
「おつかれさまでーす」
 その例に漏れず、目の前の青年も頭を下げてくるのに三日月は笑顔で頷き返して頭を下げる。それが同時に顔を上げるのに視線が合って、しかしにっこりと微笑む表情と、その頬についた派手な血糊とのギャップには思わず笑いがこみ上げてしまう。
「えー、そこ笑うー?」
「いやあすまんすまん、だが仕方ないだろう」
 そのやり取りを見た周囲も笑うのに、青年――加州がいかにもな拗ねたポーズを取る。それにもまた笑いが上がるのを見て、居心地の良い現場の雰囲気に、これはよい作品になりそうだと思いながら三日月は周りを見渡した。
 無骨な建物が並ぶ路地裏、転がる薄汚れたポリバケツ。得体の知れぬ物の詰まったゴミ袋があちこちに点在する側を、首をもたげた蛇のような配管が伝っている。撮影中はシーンに合わせどんよりと薄暗かったが、今は真上から煌々とライトが灯っている舞台セットの足元にはこれまた派手にばらまかれた血糊があって、それが自分の靴にも染み付いているのはさすがに辟易してふらふらと足を揺らせば、今度はその仕草に周囲が笑った。
「これは脱いではならんのだったな」
「そうなんですよー、すみません」
 次が終わるまで我慢してください、と進行管理のスタッフが声を掛けてくるのに苦笑を返してセットから降りれば、今度はメイク担当のスタッフが駆け寄ってくる。上着だけでも脱ぎましょう、というのに甘えて腕を差し出し纏ったコートを脱ごうとすれば、どうやらそちらはそちらで血糊まみれだったらしく、乾いたそれが文字通り糊となって着脱を阻むのに、結局それも着たまま、となってしまった。
「こんなんじゃ休憩になんないね」
 そう言う加州は加州で三日月以上にあちこち血糊を浴びているので、頬や服どころか自慢の髪までごわついてしまっている。腿まで伝ってる、と愚痴る口調は心底嫌そうで、しかしそこはやはり長い役者業、どんなにそれが不快でも、撮影に必要とあればそれ以上の文句は出なかった。
 今日から始まったこの撮影は、年末特番として放送される予定の長時間ドラマのものだ。ジャンルはアクションとサスペンス。人気脚本家が手がけるオリジナルストーリー、そして初のジャンルということで注目を浴びている。
 話の大筋は、刑事の男と繁華街で屯する少年グループのリーダーである青年が、ある事件に巻き込まれたことでコンビとなり、やがてその裏に潜む更に大きな犯罪を暴いていくというものだ。
 本来、追う追われるの関係である二人。それが反発し合いながらも徐々に互いの正義を理解するようになっていく様が見どころらしいが、その刑事役を三日月宗近が、そしてリーダー役を加州清光が演じると決まってから、一気に女性ファンからの注目を集めたというのもまた話題になっている。人気俳優二人の共演、しかも加州は普段もっと明るいキャラクターを演じることが多いのが、今回のようなダークな雰囲気のあるキャラに抜擢されたことで、良くも悪くも騒がれているらしい。
 そんな二人が揃って座り込んだ休憩所には数冊の雑誌が置かれていて、三日月がぱらぱらと捲ってみたところ、どうやらそれは今回のドラマについて語る二人のインタビューが載った号らしかった。
「ご自分との共通項はありますかー、なんて聞かれたけど」
 マネージャーに差し出されたシェイクを、ずず、と意外に男らしく啜りながら加州は言う。
「ないからおもしろいんじゃん、役者って」
 使われないから言わないけどね、と明後日の方向を見て嘯く言葉には三日月も同意だ。撮影が始まるとそういったインタビューの仕事も増えるのだが、大体の場合何を言ってもあちらで想定している内容しか使われないように思う。若手の頃はそんな業界に不満を感じていたこともあったが、今はそれも含め役柄の内だろうと考えるようになったので、こういう本音をやり取りするのは親しい同業相手くらいだ。
 雑誌の紙面に並ぶ客受けのいい言葉と、やたらとハイキーに写った写真。いつものことだな、とそれに苦笑を落としてペットボトルのほうじ茶を飲めば、だからさー、と加州は嬉しげに目を細めて言った。
「この役やらせてもらえるって聞いて、すっごい楽しみにしてたんだ」
 うんうん、とそれに頷いてやれば、普段見せる少し大人びた笑いではなく、年相応の笑顔が返る。そして、次のシーン容赦しないからね、と告げる顔はもう役柄の顔に戻っていて、それに三日月は自分も刑事の顔をして、そちらも覚悟するのだな、と低い声で囁いた。

『どうしてあの場にいたかを教えてもらおうか』
『……そう言われて素直に言うとでも?』
『そうだろうな。――では、言うまでここから出さないと言ったら?』
『力づくでも逃げてみせる!』
 先程の路地裏のセットから、次の舞台は室内に。場所は刑事の自宅であるマンションの一室で、小奇麗にまとめたインテリアは、極秘捜査も行うエリート刑事という三日月のキャラクターに合わせたものだ。
 そして、先程まで撮っていたシーンは、路地裏で起きた殺人事件、その犯人と揉めていた加州を、同じくその殺人事件を追っていた三日月が目撃したシーンだった。続くこのシーンは、通報から逃げる加州を三日月が自室に匿い、なぜ犯人と揉めていたのかを問い詰めるシーンになる。
 灰色の壁に囲まれた中、黒のコートを羽織った三日月と白のパーカーを被った加州。その服装はどちらも先程の血糊まみれのままなので、乾ききらぬそれが足元のフローリングを容赦なく汚す。ソファを挟み、ギシ、と音を立てて距離を詰める動作の合間にも滴る血がぽたりと落ちて、それを写したカメラの角度がぐいと上がって加州の顔を捉えるのに、その前に構えたバタフライナイフが大きく映し出された。
『安いナイフだな』
『そうかな。切れ味を確かめさせてやるよ』
 そう言いナイフをくるりと回転させれば、収納されていた刃の部分が剥き出しになる。それがカチャリと音を立てると同時に、加州がテーブルを足場に飛びかかってきた。強化ガラスと思われる天板が踏みつける動作に重い響きで不平を鳴らしたが、それに耳を貸すものなどいない。
『その程度か』
 そして、加州が突き出すナイフを避けながら三日月が手に取ったのは、部屋の端に置かれていたライトスタンドだ。決して軽くはないそれを片手で掴み、傘を剥がして太刀のように振りかざせば、一度は詰めた距離を離して加州が叫ぶ。
『俺は、あいつの敵を討つまで……!』
 声と共にナイフを腰だめにし、細い身体がその身軽さで三日月の持つスタンドの軸をくぐり抜ける。次は振り下ろされるその角度に合わせナイフの側面で受け止めて、いなした姿勢から再度三日月を狙う、そのはずだった。しかし。
『くッ――…!』
 ガギ、と響く硬い金属と金属がぶつかる音。アクションシーンの撮影に使うナイフは本物のナイフの刃を落としたものを使っているのでそこまでは想定内だった。
 けれどナイフを握る加州の目が何かに驚いたかのように見開かれて、掲げた腕がびくりと揺れる。それに握る手の力も緩み、本来の動作と違う軌道を描いた刃が下向きに加州の腿を掠めて――その瞬間、ぎらりと輝いた刃の鋭さにまさかと思ったときにはもう遅い。ぱ、と鮮血が辺りに散って、加州の汚れたパーカーをさらに赤い色で汚すのに、三日月は驚きスタンドを投げ捨てそちらに駆け寄った。
「加州!」
 役柄のことも忘れて名を呼べば、周囲のスタッフも異常に気付き駆け寄ってくる。それにへたりとその場に座り込む加州と、濡れたナイフ。落ちたその先端に間違いなく本物の血がついているのを確認したのだろう。数名の女性スタッフから悲鳴が上がった。
 手当を、いや救急車を、と一気に騒がしくなる現場だったが、意外にも一番しっかりしていたのは当の加州で、脱いだパーカーでその傷を隠し、周囲に向けて大声で叫ぶ。
「待って、大丈夫! 大した事ないから!」
 わざとばたばたと大きく手を振り、側で青褪めていたスタッフの青年には笑顔まで見せている。そのスタッフが先程加州にナイフを用意していたADだと気付き、三日月は、ああ、とこの事故の原因を悟った。
「小道具を取り違えたのか……」
 加州のナイフは、刃が付いたままの通常用と、刃を落としたアクション用の二種類が用意されていた。その管理は小道具のスタッフやADが行うのが常だが、今回のナイフはバタフライナイフという形状上、慣れぬものにはその差などわからなくとも仕方ない。
 そう思えば責めるのも酷ではあったが、隠しておけることでもないだろう。だが一言も彼を責めなかった加州の意は汲んでやるべきだ。結局病院に行くことになったのか、スタッフに抱えられ運ばれていく加州。それを震えながら見送るADに、おいで、と出来る限り優しげに声を掛け、三日月は騒がしい周囲を縫って事の次第を報告に向かった。

 残る撮影はさすがに中止になった。加州の怪我はそれなりに大きいものだったらしく、入院まではいかないにしろ、完治までは数週間以上掛かるらしい。そして、数針縫ったというその怪我が撮影に影響しないはずもなく。一般の面会時間を避けて見舞いに来た三日月、監督、脚本家、そして少年グループの二番手役として出演が決まっていた大和守が病室に集まる中、今後についての相談が始まった。
「……あのADの子、どうなった?」
 開口一番加州がそう言うのに、大和守が眉を跳ね上げる。
「はぁ? お前さあ、甘すぎない? 怒れよもっと!」
「やだよ! だってこんなの、半分くらいは事前に確認しなかった俺のせいじゃん! なのにそれで辞められたり叩かれたりされたら寝覚め悪いよ!」
 ぎゃんぎゃんと言い合う様子は微笑ましいと言えば微笑ましいが、なにせここは病院だ。落ち着け二人共、と三日月が間に入ればすぐに静かになったものの、大和守の方はまだ憤懣やる方ない思いでいるらしく、加州から目をそらして俯いてしまう。それに代わり、三日月は言った。
「叩かれてもおらんし、辞めてもおらんよ。今のところマスコミに嗅ぎつけられた気配もないようだしな。ドラマが完成してしまえばそのまま皆忘れるだろう。……しかしなあ」
 まだ痛々しく包帯の巻かれた加州の足。細い右腿に皆の視線が集まれば、自然と三日月の眉根が寄る。
「お前が出ぬことを、不審に思うものは現れるだろうな」
 そして、そう告げた言葉に、加州の手が横たわるシーツを音が立つほどに握りしめた。
「……代役、立てるんだよね」
 震える声が示すのは、できるならばこのまま暴れまわりたいほどの悔しさなのかもしれない。今までにない役だと、演じるのを楽しみにしていたのだと笑っていた。あまり努力を表に見せぬタイプなだけで、実際は相当脚本も読み込んできたのだろう。けれど、長年この業界にいる身として、それがどれだけ周囲に迷惑をかける事になるかも知っているからか、そうせざるを得ないね、と監督が声を落とすのに、加州はそのまま黙って頷いた、しかし。
「その代役に、推したいやつがいるんだ。今からここに来るから、会ってよ」
 次に続けた言葉はあまりにも意外なもので、予想もしていなかったことに残る全員が目を見合わせた。
「なにそれいつの間に? ていうか誰だよ!」
 それにまたぎゃんぎゃんとわめき始める大和守に、お前も知ってるやつだから安心しろよ、と加州は言う。それに大和守はしばし黙り考え込んでいたようだったが、誰か思い当たる相手がいたのか。まさか、と顔色を青褪めさせた。
「え、それ本気で言ってる? あいつ受けたの?」
 せわしなくその視線が彷徨って、何故か三日月を見てから加州に戻る。しかし加州はそれに答えず目をそらして黙り込んでしまうのに、大和守はへたりと座り込んでしまった。
 その口元から、無茶だよ、と小さく声が溢れたけれど、完全に取り残された三日月達にはそれが誰かも分かるはずがなく、来るというその相手を待つしかない。そこに。
「来たかな」
 そう加州が言う声に重なったのは、走らぬよう、けれど急いで廊下を進む足音。それが近付いてきたかと思えば途中で我慢ならなくなったのか、リノリウムの床を踏む響きが一気に早くなる。そしてノックもないままに扉が開き、一番最初に見えたのは白すぎる指先で、それが纏った手袋のせいだと気付けば青年のことを、そしてあの日見た指先を思い出すのに、三日月の心臓がどくりと跳ねた。
「加州! 大丈夫か!」
「くにひろ、声でかい。……ていうか先に、挨拶しろよ」
 扉から身を乗り出した姿勢で止まっていた姿が、加州の声にはたと気付いて周囲を見渡す。
 それに揺れる、金色の髪。いつもは被っていると思われるパーカーのフードはおそらく走る間に脱げてしまったのだろう。髪のみならず、紅潮した頬も、その上で輝く瞳も、それを覆う長い睫毛も惜しみなく病室の灯りに晒されている。
 その時初めて三日月はその瞳の色が翠であることに気付き、そして脱色かと思っていた髪は地毛だったのだとも気付いたが、そうして不躾に注いだ視線に、青年はびくりと身体を揺らして、なんであんたが、と呟き凍りついてしまった。
「清光、お前絶対くにひろに何も言わずに呼んだだろ」
 呆れ返った大和守の声が響くのに、止まっていた時間が動き出す。それでやっと挨拶がまだだと気付いたのか、ぎこちなくも姿勢を正し、それぞれに挨拶をしてみせた青年に向かい、お前に頼みがあって呼んだんだ、と加州は言った。
「あのさ。俺の役、お前がやってよ。中身、覚えてるだろ」
「……なにがだ?」
 心底意味の分からぬことを聞いたと言わんばかりの声だ。怪訝そうに眉をしかめて首をかしげる仕草に、加州は自分の足を指差す。
「俺、こうなっちゃったからさ。代役ってやつ」
 そう言い直した言葉すら飲み込めなかったのか、何度か反芻している様子が伺えて、やがて意味を理解したらしい青年の頬が血の気を失う。それからふらふらと彷徨った視線が助けを求めたのは、げんなりとした表情で座り込んだ大和守だった。しかしそれには無言のままで深い溜め息だけが返されるのに、視線はまた加州を見て、もう一度大和守を見て、最後に苦笑を湛えた三日月を見て――その足元が、ふら、と後ずさった。

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おせっせシーンはもうちょっとねっとりと手とか指とか責めたかったな!w という悔いは残りますが大人×子供感とか、現パロならではの舞台と小物は出せたので割と満足。項もはむはむしたしな!
あとおせっせ中の山姥切くんの台詞もいつもより男前感出せるように頑張ってみましたので、そこが可愛いなーって思っていただけたら嬉しいです。

表紙は例によってKIBさんにお願いして、タイトルロゴと背景他は私がやりました。正直これ二冊目でかなりギリギリだったのであんまり凝ったことできなかったんですが、山姥切くんの衣装とかは色々相談させていただきましたし、あと表紙に役者らしい小道具がほしいから台本持たせてください、ともお願いしたなー。

あとその台本には付箋つけてください、ともお願いしたんですが、これは具体的にこういう付箋にしてくださいと言わずおまかせしたものです。ていうのも理由がありまして、も古い話なんですが、同じくKIBさんにお手伝いしていただいたみかんば本の「桜埋め」、あれの最後の漫画で山姥切くんが手紙を書くシーンがあるんですが、そこで机の上に付箋の付いた辞書が乗ってる描写がすごく好きで。(当時の裏話にも書きましたが、この部分は私の指定ではなくKIBさんのファインプレーでした)
なのでそれを思い出して描いてもらったものだったのですが、そしたらその付箋が結構小さかった&赤青の二色だったので、作中でもその辺使ったシーン入れたりしました。

最後に載ってる漫画は、小説本文プロットの時点で決めてたオチというか設定でした。小説の第一幕で加州が妙にニヤニヤしてるのはそのせいですw
なのでKIBさんに漫画までは描いてる時間ないって言われたら小説の方にも組み込む予定の要素でしたが、幸いOKをいただけましたのできゃっきゃ原作書いて投げつけさせていただいたのですが加州世界一可愛いよね!!!!!
やっぱり出してる本が本なのでなかなかみかんば以外をお願いできることないのですが、たまにこうしてお願いできるとやっぱ他の子もめっちゃ可愛く描いていただけてありがたいですはー加州めんこい。
もちろん山姥切くんも三日月爺もめんこいのですが!てかあちこち三日月爺すごいいい顔してるよね!www 特に4P目1コマ目のニヤニヤしてる爺がお前wwwwって感じで超お気に入りです。というか最初にもらったネームであまりにもそこいい顔してたのでそれに引っ張られる感じで後半のコマちょっと台詞とか変えた記憶があるw
最後の山姥切くんもめためためんこくてバカップル万歳!って感じで締めてもらえて、今読み返しても大変にやにやしますw KIBさんお忙しい中本当にありがとうございましたー!

というところで裏話はこの辺で!あとみっつくらい裏話残ってるのでまた懲りずに語ってると思いますがお暇な方はお付き合いくださると嬉しいですー!
あ、あとこないだから拍手フォームと感想用のフォーム統一しました。横にも貼ってあるけどこちらになりますー!
ブログに関することもこちらで受け付けてますので、何かあればお気軽にお寄せくださいませーお待ちしておりまっす!

火曜日
1月 17,2017

あけましておめでとうございましていた!!!松の内?三が日?知りませんな!!!
そもそも気が向いた時に長文を垂れ流すだけのサイトとなったここに日付の概念などあってないが如し(ということにしたい)。というわけで今年もそんな感じですがどうぞよしなに。

んで裏話グダりたいの他にいっぱいあるんですが、昨夜ご感想絵いただけて嬉しくなってちょっと読み返したついでに先に語っておこうーということでいろいろすっとばして「花咲日和」の話です。
先日まで放映してた「刀剣乱舞 -花丸-」の「とある本丸」設定でのみかんば本。
冬コミ参加にあたってコピー本で出しただけ(その後ちょっとだけ再販かけて自家通販したけど)の本なのでサンプルページすらないんですが、一応BOOTHではこんな感じで売ってましたのリンク貼っておくね。https://night.booth.pm/items/401708

アニメ、WEBで頻繁に放送してくれたこともあり珍しくちゃんと全話見たのですが、手放しに好きと言うには粗が多く、けれど見ないと切り捨てるにはあまりに美味しい、というのが正直な感想でした…w
OP/EDこそ本当によかった(OPは絵も動きもきれいで、EDの仕込みっぷりは考察的にも楽しかったし曲も好きなの多かった)けれど、キャラ立てに関してはだいぶどちら様かな…感ある子多かったですしね。(山姥切くんも知らない子感凄かったですが長谷部スキーな方とか大丈夫だったのか他人事ながら心配になるほどだった…www)
でもそれも含めて「とある本丸」と公式が何度もアナウンスしてくれたので、個人的にはそのギャップ含めて楽しかったです。このへんはミュやステにも通じる所あるなあ。自分の解釈や本丸と違ってもいいんだよ、そういう刀剣男士もいるよな、って思わせてくれる公式の姿勢はとても素敵。

んでそれを踏まえてみかんばの二人ですが。まあアニメの方では結局一言も会話なし、でもなぜかアバンカットで謎の共演をかましてくれたので、個人的にはもうそれだけでコロンビアポーズでしたし、ああやって縁側にいる三日月爺+αに近寄れない山姥切くんかわいいなあああああああああってなってた所から思いついた話です。
あとフラワーロックね。実際はソーラー充電式のも録音機能付きのもないとは思うんですが、単にふらふら揺れるだけのならソーラー式の結構見るので(こういうやつ http://amzn.to/2izhwZf )そこから出た発想でした。

あとは山姥切くんきっと一人の時にお花に話しかけてるだろうなーとか、そういうときもあのゆでダコ状態になってるのかなーとか想像して。いかにもそういうことやってそうじゃないですか、はなまるんばちゃん…w
当初の設定では三日月爺も同じように自主的に告白を吹き込んで花を渡して間接的に告白するとかそんな感じだったんですが、その辺までごちゃごちゃ書く時間が取れなかったから短縮したというのが正直なところ。
ま、まぁ短いながらも(一万字ちょっとしかないんだこの話)可愛らしくまとめられたかなということでよしとしたい。いいんだ同人誌は発行された時点で大勝利だ。

話としてはなんてことない話なのでそれ以上の裏話も特になかったりするんですが、皆花丸でのみかんば不足が余程深刻だったのかw 部数(ほんとぎりぎり出だしたコピー本なのでイベント80、自家通販20しか作ってない。いやコピー本だと思えば十分すぎるほど出たと思うんだけど)の割にはやたらお声を頂戴できて嬉しくもびっくりでした。
DMやリプライで頂戴したのも含めると5、6件いただけたんじゃないかな。普段大体100冊売れれば1人くらいの率でご感想頂戴する感じなので、比率で言うとすごい差だったw
そんななか、Twitterでお話してくださるえなんさんからはイラストも頂戴したのでここで自慢しておくねー!!ひゃっほう!! 嬉しいなーめっちゃほのぼの可愛い…。

ちなみに表紙は珍しく自分で描きました。人に頼むには時間がなさすぎた。
久々に絵描いたけどただ並んでるだけの絵で実に芸がないので特にそれ以上のコメントはないですw 今年はもうちょっと絵の方にも時間を割いていきたい…と去年も思ったようなきがするんですが、はたしてどうなるやら…。
本という形にするときの原動力のひとつとして、好きな作家さんや友人たちに表紙絵という名目で自作に絵付けてもらえるぞひゃっっほおおおおうううう!!というのがあるのは実に否定しがたいとこなので、なかなか手が伸びないwwwwww

そしてこの本には、おまけとして五千字くらいの小ネタを書いた小冊子と、入浴剤がおまけに付いてました。折角イベント参加で売れるんだからささやかでもノベルティ的なのがやりたかったんじゃーーーー!!

こちらはなんで風呂ネタかって、それこそ本当にギリギリだったんですけど花丸の大江戸温泉コラボ!あれに爺はいるのに山姥切くんがいないのがめっちゃ残念で!いやキャラ的に仕方ないよね分かるよ温泉とか行くタイプじゃないもんね知ってたーーーーーー!!ってなりながらもそこに自分で納得したくて書いた話でしたw
行かないよなあ行くわけないよなあ…でも一緒に温泉、いやせめて風呂シーン…!しかしみったださんを手袋つけたままアニメで風呂に突っ込むスタッフとはいえ流石に布付きは無理ですよね…ww
(あと布といえばねんどろいど山姥切くんのも外れないことに大変絶望しています)

なのでそのあたりを本人にぐじぐじ言い訳してもらいつつ、同人誌本編から数ヶ月後ならもうちょっといちゃいちゃさせてもいいかなーという感じで一緒にお風呂ってもらいました。出て来る入浴剤はまんまおまけにお付けしましたので、読んだ方は山姥切くんが主にもおすそ分け…って持ってきたつもりで使っていただけたら嬉しいです。安物だけどねw

そして花丸、アニメとしての評価はさておき(既にプレイ済みのファンがきゃっきゃするため、と割り切って見るには良いアニメだったと思いますよほんとに。毎週騒ぐの楽しかったですし何より国広三兄弟をああして会話させてくれたことには心底感謝しかない)各種コラボや円盤も順調だったようなので、まだ出てない子を加えて二期やってくれないかなーと期待しております。
そうなったらその二期が終わった頃に(※放映中は何が起こるかわからないので怖くて無理)またこの設定でなんかみかんば書きたいなー。一緒に風呂にこそ入れはしましたけどちゅーもまだしてない想定ですからね!www

それと他に書きたい裏話は
・めぐりめぐるめぐれ(冬コミ新刊)
・和風背景アクリルジオラマ(上記絵のえなんさんにご協力いただいて作ったやつ)
・みかんば媚薬ネタアンソロジー月露
・Hand to Heart Heart to Hand
が残ってるのでまた気が向いたときにでもまったりといきたいです。言うだけは言っておくw

火曜日
10月 25,2016

いつもの裏話いきますぞー。10月の新刊ね。まずは「目をつぶって恋に落ちよ。見てはいけない。」の方。

見本 http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=7280623
通販 https://night.booth.pm/items/347645

元々はTLでステ近さんがステんばちゃんにえっちなことしてそれをミュ近に見せつけて…みたいな話してたのに乗じて書かせていただいた小ネタでした。支部の小話集に載せたやつね。
その後芸能パロプチが決まり、だったらその続きも書いてみたいなーと書いた話なんですが……どうしてこうなった感が否めませんな!!!wwwwww

や、最初の小ネタの時点でその片鱗はあったのですが、ミュ近さんにはミュんばちゃんをくっつけたいじゃないですかやっぱり…。でもあーいうものを見せつけられた上で自分とこのミュんばちゃんに手を出すって酷い人じゃない?ならいっそ酷い人路線で突き抜けちゃう?みたいな感じでプロット立てていったら想定してたより酷い人になった気が…しなくも……その……。
舞台の彼ら、あんなに楽しそうなのにねえ。それがどうしてこうなった、とはほんと思ってるんですけど一応自分なりにあの舞台に至る「刀剣男士」って存在を突き詰めてみた結果なんです。合わなかった人ほんとごめん…。
というわけで以下またぐだぐだとその辺語ってみますので、ご興味あれば。

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■神在月本丸
ミュ本丸。作中で語った通り、普通に刀剣男士として顕現したんだけど、当初から「ミュージカルに出るための広報部隊」として作られた本丸です。舞台では各自が自分の役を演じている、という解釈。
なので本当に敵と戦ったことはなく、練度で言えば全員レベル1状態。舞台に出ない&付き人もやらない子はそもそも本丸から出たことすらないという、華やかに見えて実は一番刀剣男士が人間扱いされてない感じの本丸。

面子としては全員顕現してるわけでもなくて、基本舞台に出るの決まってる連中以外は他5振りくらい、というイメージでした。ミュ本丸なので堀川はいる想定。出さなかったけど。でも山姥切くんはそっちにもあんま懐いてなかった感じで。堀川とも距離取って、審神者にも心許しきれず、本丸内ぼっち。初期刀でもないしね…。

審神者のイメージは舞台のからまんま持ってきてます。いろいろ出来る人でありつつ刀剣男士にもそこそこ肩入れ、でも表立って政府に逆らうことはしない、みたいな…。
途中の台詞からお察しいただけるかな?と思いますが、今回の騒動の裏も知ってます。そこまで考えてはいませんでしたが下手すりゃ罠の発案がこの人だった可能性もあるw

名前の由来はミュの最初のお披露目が10月=神無月だから。でも神様のいる本丸を神無月と呼ぶのもおかしいだろってことで神在月。でも上記で言った通り、実際は政府の皆さんは神様どころか人間扱いもしてないし見目が綺麗で金になる便利な道具としか思ってないので、皮肉でつけた名前でもある。
政府が全員そうだって話ではないつもりなんだけど、少なくとも一分は確実に私利私欲のために動いてて、今回の件はそれにわかりやすくミュとステが犠牲になってました、みたいな…。
ちなみに二度目に出てくるホテルが目黒なのはミュ組のお披露目で目黒雅叙園使ってたからですw

なお余談ながらこの「◯◯月にはじまったから◯◯本丸」はいっそこの先花丸やufoの話書くときとかにも使おうかなー、と思ってたんですが、花丸本丸も10月スタートだったので初っ端から被ったwwwwwwww駄目だwwwww

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■皐月本丸
ステ本丸。名前の由来はミュ同様刀ステが5月情報解禁だったか初演だったか…どっちだっけ、一回ちゃんと調べたんだけど忘れてしまったw まあそのどっちかです。ひねりなどない。

ミュ組と違いこっちは本当に戦ってる本丸です。ステという舞台は存在しません。顕現してる刀もステのイントロコールで名前が出た連中(堀川とか加州とか)はいる感じで、ステの舞台で起こったようなことは実際に経験している、という解釈で。
実力を買われてちょっと変な時代とか敵とかにもぶつけられてるという、ミュとはまた違った感じで政府に便利に使われてます。

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■タイトル由来
あまりにもタイトルにするには長すぎるタイトルでしたが、元ネタは奥付に載せた通りアンディー・ウォーホルの言葉より。「本質を見よ」って意味。見目とか発言に惑わされず、みたいなニュアンスのはず。

ミュ近さん、自分の本質も、ステ組の本質も、そしてミュんばちゃんの本質も何も知らないところから知っていく話なので。というか私の書く話はなんかともかく「知っていく」話ばかりだなと自分でも思うw
いいんだよおおおおそうやって恋を通して色々学んでいく姿が好きなんだよおおおおおおお!!!!

余談ながら表紙のタイトルだと「恋」が旧字(戀)なんですが、これは使ったフォントの関係でそうなってるので本人的にはどっちでもよかったんですが、印刷所さんがそれを気にしてわざわざお電話くださったのが大変な羞恥プレイでございました。
いい声のお兄さんにこんなくっそ恥ずかしいタイトルを読み上げていただいてしまったぜ…ご、ごめ…。

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■ミュ近さん
ミュを見た方からすればどうしてあの生き生きとした三日月宗近からこんなキャラが出てくるんだ、みたいな感じになって心底…心底申し訳ない……。
でも一番最初に自分がミュを見たときの印象としては、あれが素にはどうしても思えなかったのよな。

なんというか、中身は神様で、それが人の形を得て、それを面白がっている自分を面白がっているみたいな印象があるのです。二重にも三重にも演技してるみたいな…。
うまいこと言葉に出来ないんですが、そうやって刀生をエンジョイしてる自分ごと演じてるみたいな感じ。なので根の部分はもうちょっと人らしさ希薄なんじゃないか、演じること自体を嫌っているわけではないけどそれが素なのかと言われたら違うだろう…というイメージがあって、それをキャラに落とし込んでみたらこうなりました。

あとは単に私があまり芸能界ということ場所自体にいい印象がないのと、その上で刀剣男士はどうやったって刀だろうと思ってるので、その刀である彼らが舞台という場所にいるのは刀剣男士として幸せなことなのか?ってのも疑問だったので。
もちろん他所様の創作とかで楽しくアイドルやってるのとか全然ありだと思うんですけど!あくまで自分の解釈としての話でーーー!!
ぶっちゃけ今回ミュネタで本出されてた方けっこういらして、ありがたく拝読させていただいたんですがみんなすごい可愛い話ばっかりで…うっ、何故自分のところはこう…ってかなり凹んでたんですけど(一応ハッピーエンドに持っていったとはいえ全般的に後味のよろしくない話である自覚はあった)幸いそれでも萌えてくださった方いたようでよかったです…。

まあそんな感じなので、当初本人的に自覚はなかったんですが、やっぱミュ近さんもちゃんと刀として戦いたかったのよな。んでそれを体現してるステ近さんが目の前に現れて、自覚し得ぬままめっちゃ羨んで憧れてコンプレックス抱いて苛ついて。そうして自分の存在意義ぐらぐらさせられて帰ってきたところをミュんばちゃんによしよしされてのめりこんでいくわけです。まあ形の上ではただのセフレなんだが(ひどい

でも、舞台上で演じている「三日月宗近」も彼の一部分には違いなくて、また演じてる間にそれが素になっていくところもあるだろうなと思ったので、ミュ組と一緒にいるときのキャラは比較的そっちに寄せて書いてました。(…あれでも)
ミュ組の仲良し感かわいくて好きだしね。加州が出てくるところとかどこもめっちゃ楽しく書いてたw
書いたタイミング的にこの頃はまだ幕末天狼傳のほうは見てなかったんですが、もし見れてたら加州とやっさだの出番はもっと増えてただろうと思いますw めっちゃよかったんじゃあ……。

作中でも語ってるんですが、ミュ近さんはミュージカルをやること自体を嫌ってるわけじゃないつもりで書いてます。
ただ刀としての自分も持っているからこそ、刀剣男士としての本来の役割に憧れがあって、その合間でふらっふらしてる人のつもりなんです…。それが最終的にはミュんばちゃんという支えを得てどっちも自分でどっちもあってこそ自分という「三日月宗近」だって自己を確立する話なんですよただのエロ本ですけど!wwww

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■ミュんばちゃん
読んでる方には自明の理ですが、過去に本歌と比べられたり写しがどーこー言われているので、舞台の上で見世物なんて断固断る!!という子です。当然ステんばちゃんと比べられるだなんて地雷中の地雷。
ミュ近さんはそんなこと全く知らなかった(こういうことになるまで興味もなかったので名前となんか内番やってる刀ー、くらいの印象だったかと)ので、後にそれを知り、そんな子をあんな目に合わせてしまったのかーーーーすまんかったーーーーーーーと激しく反省していただきたい。

作中で言った通り、だから本当は刀でありたかったわけで、ミュんばちゃんは「刀でありたかった自分」を自覚しているけれど、ミュ近さんは無自覚だったので、そこにもじわじわと焦燥を感じています。
あれ俺も刀でありたいんじゃね?って薄々気付き始めてるところに刀であるステ近さんがミュんばちゃんにも手を出そうとするのでぶっちぎれつつやっとそこで自分の感情を自覚する、みたいな感じにしたかったんだけどあんまうまくかけてないなここ…。
その辺の対比はもっとしっかり入れたかったなあ。

でもそういうふうに思っていながら実際やってるのは雑用がかりで本丸から出れないまま一年近く過ごしてたというえらい可哀想な設定にしてしまった…。
その分華やか(に見えた)ミュ近さんや他の面子を眩しく思っていて、でもそれがほんとふらふらと帰ってきたものだからできることならなんとかしてやりたい、って思うところから始まる話です。
この時点では恋でもなんでもない、ただの献身。
それがいつから恋になったのかは多分本人もわからないんじゃないのかなー。(私も決めてない)

ただ、そうやってふらふらと帰ってきたミュ近さんみて、ああ今は誰かが側に居てやらないとまずいんじゃないか、誰でもいいなら俺でもいいだろう、って以降流されるままえっちな抱きまくら扱いされるんですが、それが実は「誰でもいい」んじゃなくて「俺だからできた【かわり】だった」っていう事実を知り心バッキバキである。
そっちのほうがずっとずっと辛かったという。いやほんとひどい話だなこれ。
でもその頃にはもう献身は恋になってしまっていて、だからこそ余計に辛い、みたいな感じにしたかったんですがこの辺もあんま描写としてはできてなくて自分にちょうがっかり…3Pカッコカリ書くのに手一杯過ぎたw

そんなミュんばちゃんの「縋る」仕草は、一回目に読んだ時はミュんばちゃんがミュ近さんが好きで不安でそばにいて、みたいに読めるようにしつつ、真相を知った後はそうじゃなかったんだぜ、と読めるといいなと思って書いてます。
基本的にミュ近さんがぐらついたときにそれを察して引き止め支えるときに「縋る」の描写いれるようにしてあるはず。
逆に自分が不安な時は手を伸ばさない(布団の中で自分のこと語ってるときは自分の肩を抱いているし、その翌朝お昼ごはん食べに歩いてる時は布を掴んでいる)んだけど、それが初めて崩れるのがあの3Pカッコカリシーン、という構図、になっているはず…。
その後やっぱり自分は不要だろうとミュ近さんの手を振り切って逃げ出すんだけど、捕まえられて告白されてそれを受け止めて、ちゃんと自分からも抱き返した後は、今度はミュんばちゃんが手を引いて一緒に本丸を歩いてくれるのです。

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■ステ近さん&ステんばちゃん
表紙に堂々といる割にはこれまた酷いキャラにしてしまって心底申し訳な……orz
イメージとしてはステの話をそこそこ前に終えて、そこからちゃんとお付き合いに発展して、以降割と対等な関係を築いてきた二振り、という感じで書いてました。

でも結局彼らも政府の手の上にいることは変わらなくて、ステ近さんの方は特にそれを強く自覚していて、それでも自分を餌に少しでも他の皆も含めた境遇がましになる(隠し撮りを仕込んだ政府の人間を捕まえられる)なら、と思って動いています。

イントロのシーンはステんばちゃんまだそこまでの事情を知らなくて、単にえっちなところミュ近さんに見られてなんでこんなことするんだーってなってるんですが、後に理由を聞かされて以降自分も餌になることを了承。でもそこにミュ組を巻き込むことに関してはできればやめてやりたい…とは思ってたかなと。でも結局政府側が明らかにそれにそわっそわしてるので、せめてミュ組の姿は映らぬようにしようか、って打ち合わせてたんですが、結果としてあーやって押さえ込みの姿勢になったからそのまま致してしまった、という流れです。
一応台詞もそれを匂わせるようにはしたつもりなんですが、読み取ってもらえるほどは情報出せてなくてすみません…。

なお当初は本当にあのまま致すのではなく、あくまで挿れた振りで、って思ったんですがステんばちゃんにそんな器用な演技ができるはずもないだろうとマジで致しておりますw んで嫌だろうが手加減するから我慢してくれと約束してたのに、実際は煽られちゃって我慢できなくなってるステ近さん…w まあ興奮するよなー、あのシチュエーションじゃなーーw

でもそうやってミュ近さんにミュんばちゃん連れてこさせて、まあこういう風になるだろうなーというところまではすごく冷静に読んでただろうしめっちゃミュ組ステ近さんの手のひらの上なんですが、でもそうやって巻き込むにあたって、そうなったならちゃんとお前らもくっついてくれーみたいな親心?もあるわけです。
あとやっぱ自分がステんばちゃんほんと大事で大好きで支えになってて、同じようにミュ近さんのこともミュんばちゃんがささえになってくれたら、みたいな身勝手な気持ちとか。他人事だけど他人事じゃないなんともいえないこの…。

なのでベッドの上ではめっちゃミュ近さん煽って、ほらほらお前がいらないなら俺がこっちも手出しちゃうよーみたいなことしてるんですが、これも本文だけ読むとただの好色な爺にしか読めねえええええええwwwwwww
その辺のフォローを入れた後日談を公開予定(開場で配ったポスカ裏のURLのやつな)なんですが、ちょっと上手いことまだまとまってないのですみませんもうちょいお待ち下さい…。

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■えっちなはなし
まあ例によってここまでグタグタ語っておりますが基本はみかんば&みかんばで複数プレイでえっちなことしたいな!!って話なので以上のことは全部忘れていただいても特に問題ありません!!!!w
書くのめっちゃ大変だったけどな…ほんと名称のあたりどうしたもんか、って悩みつつ書いてたので読んでる方もこれは混乱するだろうなと…すみませんー!!
行動から察してくださいw ノリノリなのがステ組で嫌だやめろ離せなのがミュ組ですw もうほんと途中何度地の文で「ミュんば」とか書いてやろうと思ったか!!wwwww

でもプレイ自体はどこも大変…大変楽しゅうございました…。都合いいおせっせの対象にさせられてえっちなことされまくるミュんばちゃんも、ステ組のプレイ見せつけられてやだやだしてるところも楽しかった…。
嫌だやめてゆるして助けてと喚く受が大好物過ぎてすまない!!長年患ってる性癖なので仕方ない!!
序盤ステ近さんもミュ近さんも若干鬼畜気味に書けたのも楽しかったです…強引な攻はよい…。

でも後半の3Pカッコカリは一応ちゃんとその後の展開を意識して書いてますので、真相知った後に読み返してあー、ってなっていただけたらうれしみ。
めっちゃギシギシさせてるのは声かき消すためで脱がない布は姿を隠すためですよ。作中でも言ってるけど。
あとイントロのステ組せっせが着たままえっちなのもあの時点でステ近さんは撮られてる自覚があるからせめて政府の連中に肌はあんま見せないようにという気遣いというか独占欲というかでああしていますw

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■Endress Night
お気づきの方もいらっしゃるかなーと思いますが、実は割とこの曲をちゃんと意識して書いている話だったりします。文中のあちこちにわざと表現重ねたり、展開なぞらえたりしてます。
わかりやすいところだとラストシーンがそのまま「終わらない夜のような~」とか書いてますね。

でもやっぱりこの曲で描かれてる「三日月宗近」はあくまでミュージカルで演じる「三日月宗近」なので、歌詞では「そばにいていいか?」なんだけど、この本の三日月宗近は「そばにいてくれ」なのよな。その辺の違いとかも感じ取っていただけたら嬉しいなあ…。

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以上、ぐだぐだといつもの裏話でしたー!
そのうち手タレの方の裏話もやるので、お好きな方はお待ちくださると嬉しいですん。
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