眠れない夜空

藤井咲が管理する二次創作他雑記。同人作家向け講座もあります。

「眠れない夜空」のはてなブックマーク数 RSS Feed
火曜日
8月 30,2016

例によって熱くサイトの方は放置しておりましたがあんまり放置した気にならないのはその間にトーク本を出したからだろうな…w

というわけで、既に完売済みなので告知というよりこんなことやってたんだぜ的ご報告ですが、ここ+Twitterとかでやってた各作品の裏話とかをまとめたフリートーク本を発行しておりました。こんなん。

 『みかんばで書いた話の設定と解説を逐一語り倒すだけの本。』
 https://night.booth.pm/items/280334

なんかの間違いで普通の本だと思って買われては困る!!!!!!!!!のでタイトルもこんな感じにしつつ、中身は以前出したマイ本丸設定資料本の再編+裏話だけという実にチャレンジャブルな自主的羞恥プレイ本でしたが、おかげさまで無事完売してしまいましたこんな本なのに。……みかんば界隈物好きが多すぎないか?(失礼な)

どういう経緯でこんな本作ったのかってのは通販跡地見てもらえば大体書いてあるのでここでは語りません(面倒なんですねわかります)。また、これに掲載した分の裏話はサイトの方で公開する予定もありません。
多分それ目当てでサイト来てくださってるような方はほぼいない&いたとしても本買っていただけてそうですしね。そんな感じでご了承いただければ幸いですー!

そして逆に言えばその後に書いたものに関してはこっちでまだ語るから!!!!!!!
聞かれてなくてもここは俺のチラシの裏(年額3,240円)!!!!!
というわけで以下夏コミ合わせの新刊裏話です。ご興味あればどぞ。

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▼『青の聲』

>>発行経緯とか表紙とか

努力(努力なのか)の甲斐あって、ここ最近Twitterでもみかんばのお話させていただける方増えてまいりまして、そんな中「32歳×13歳のみかしょたんばネタが熱い」みたいな流れになり、そのままぐだぐだリレー小説もどきになった事があったんですが、その後更に別の流れで表紙くれたら本にしますよーということになり、なら描きますよと言っていただけたので出した本です。
おかげさまで大変爽やかながら犯罪感滲む表紙になってうひゃうひゃしております。きょうさん本当にありがとうございました!
使ったPP加工もいい感じに夏の日差しっぽくなって嬉しいなー!

なおタイトルロゴは例によって私がうっきうき作っております。
ベースにしたのはみんなだいすき刻明朝フォントで、重ねたり削ったり伸ばしたりしただけなんだけど加工のせいかエロゲ感あると評判でしたやったぜ。
そんな話してたらMiiさんがネタ絵描いてくださったのも嬉しかったですw

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>>作中作設定

そして内容としてはその時語ってたリレー小説がベースになっているのですが、例によってそれ以外は全部後付であり、ショタエロがやりたかっただけなのにいい話風に持って行こうとしている実にいつものって感じの本になりました。作風です作風(そう言えば何でも許されると思うなよ)


そもそも上記Twitの時になんで作家やら旅館の息子やらの設定にしたんだか全く思い出せない(というか多分ほんと適当に言ったんだと思う)のですが、いざそれでちゃんと書こうと思った時にやってみようと思ったのが、作中作演出でした。本で言うと4P目に入ってるやつね。

元々作中の展開をフィナーレでリフレインさせるような演出が好きなんですが、それと似たような感じで作中作と重ねる描写やりたくてねー。しかし設定的にそれなりの名文を書かねばならないというのに、所詮書き手が書き手なので名文なんて出てくるはずもなくwwwwwwwww
かっこつけてあんな配置にしながらも「これが賞取れる文章かよ…」と遠い目をする羽目になったので、もう作中作演出なんて二度とやらないと心に決めましたwwwww
演出的にはうまくやれればかっこいいネタだろうとは思うんだけどねえ。ちょっと今の私には荷が重いネタだった…。

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>>若山牧水

あと仕込んだネタというか、オマージュというか元ネタというかなのですが、話のイメージは若山牧水の短歌からお借りしております。
「白鳥は かなしからずや空の青 海のあをにも染まずただよふ」という氏では多分一番有名なやつですね。
本人的にめっちゃ露骨に書いたつもりなので多分…気付いてもらえると…お、思いたい…。
しかし桜埋めや檸檬の時にも気付いていただけなかったことがあるので今回も駄目かもしれないwwwww

ある程度長いみかんば話を書くときに「孤独」というテーマで書いている自覚があって(種類は違えど双方どっかぼっち感あるキャラだと認識してるらしい)、それで海+孤独、となると思い出されるのはやっぱこの短歌だったのです。
それに合わせて本のタイトルも同短歌が収録されている詩集「海の聲」をちょっと変えて「青の聲」にさせていただきました。

あと書くにあたって元々どういう経緯で書かれた短歌なんだろうなあとか、そもそも若山牧水ってどういう歌人なんだと超ざっくり調べたのですが、この方宮崎県の出身なのなー!あれです、堀川国広(刀工の方)と一緒なの。

実はこの話の舞台、その宮崎の綾町(堀川さんの住んでいた跡地とかがある)付近を想定して書いてたので(都内から海を挟んで飛行機で二時間、という描写と、夏場鮎が名物だってくらいで他は全くの妄想ですが…駅や電車周りの描写とか信じないようにw あと綾町自体はそこまで田舎じゃないし山の中でもないはずだwww)ちょっと不思議で面白い偶然だなーと思って書いてました。
まあこの短歌で出てくる海は別に宮崎の海ではないらしいけれどな!w

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>>無戸籍者とか養子縁組とか

まあそういう本文に影響のない部分まで調べて雑学蓄えるの自体が楽しくて仕方ないタイプなので、それ以外にも出てくるネタについてはちょいちょい調べました。
無戸籍者のこととか、その後の戸籍申請とかね。
ちょっと酷い設定にしちゃったかなあとは思ったのですが、そういう親の都合で無戸籍者なまま育つ子供っているんですねやっぱり…。ちょっとググるだけでも具体例結構出てきて気が重くなった…。

なお、国広くんの場合は

ご両親(片方が外国人とか?)で駆け落ち→妊娠・出産→出生届を出さずに三歳まで成長→育てきれなくなったので宿にあずけてご両親失踪

という流れを想定してます。

んで無戸籍者だと出来ないことってすごいいっぱいあって、わかり易い例だと学校に行けないとか、病院にかかれない(保険がつかえない)とか色々大変なんですが、当然の事ながら海外にも出れない(パスポートが取得できない)のよな。
国広くんはそのへんのことを一応理解していて、自分はもうこのままどこにもいけないし親にも会えないってことも知っていたけれど、お世話になってる兄弟の前でそれを口に出してもいけないんだと思っていて、でもそれを宗近さんと見た海で改めて思い知らされて、それを受け止めてくれる相手ができたことで我慢できなくなってしまう、みたいな感じで考えてました。

そして堀川くんたちは山姥切くんがもう少し大きくなるまでに本当のご両親が帰ってこなければ、自分達で戸籍を申請してちゃんとうちの子になってもらおう、とか考えてたんだと思うんですが、それを宗近さんが頼み込んでうちの子にしてしまったんだぜ、というオチだったりします。
なので最後、一緒に海外旅行に行けるようになってるのだ。
(あと奥付に入れてある飛行機のチケット、よく見ると搭乗者名が「MUNECHIKA SANJYO」と「KUNIHIRO SANJYO」になっている。気付いてくれた人いるかなー)

なお形式の上では養子縁組ですが、当人たちの感覚としては結婚です(断言)。
日本は同性婚のかわりに養子縁組するケース多かったはずなのでそんな不自然な話ではないはず…?
それを堀川くんたちにどこまで説明した上でどこまで同意を得て養子縁組したのかはご想像にお任せしますが、最後にあーやって旅行に送り出してくれるくらいにはちゃんと認められてはいますのでご安心くださいw

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>>おいやらしーん

元々32×13でやらしいことをしたいがために出した本なのですが、えろしーんあんまりこってり書けなかったので若干ぐぬぬです。いい話風に収めようと思うとあのへんが限界…。
とはいえ、それでも私的ノルマだったショタ素股は達成したのでまあOKかなともw
(これに関しては表紙を描いてくださったきょうさんの性癖なのでぜひ入れておきたかった…wwwwww)

あと地味にやらかしているプレイとしては、結腸姦な。実は読む分には結構好きなネタなんですが描いたのは初めてかなー。小説で表現するのにもあんま向いてないような気もするし…。(適当に読んでるとあの描写では気付けぬ人も多そうだ)
しかしショタのちっこい身体に御無体をするならそういうこともあるだろうと思うし、一度くらいはやらかしてみたかったので満足です。

でもショタ相手っぽい描写自体はあんま出来なかったなーそのへんは多分前にMiiさんのでやらせていただいたやつ(これ)のがらしかったなと…。
ショタ物をこの先もう一度やることがあるかと言われるとちょっとわからないのですが、その時にはもっとふにゅっとちっこくやわらかく描写したいですwww

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以上、サイトでは久々の裏話でした!
次に更新しに来るとしたら10月のプチオンリーに参加予定なのでそれが無事に出たらその裏話かなあ。イベント参加情報自体は支部とかTwitterに流してますのでそのへんから適当に見てくだされw

水曜日
5月 18,2016

ぐだぐだ裏話もとりあえずこれで一区切り、ということで5/4のプチオンリー合わせに発行した「NOTEBOOK_reprise」の裏話です。
色々変な経緯で出した上に、仕込みの多い本なのでいつもに増して長いですが、まあここまで見に来てくださってる方にはいまさらかと思うので、反省はしないw

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【本になるまでの流れ】

けっこーRTされてたようなので見た方も多いかと思いますが、Twitterで回ってきたネタで、「ルーズリーフに綺麗に印刷するためのWord設定」ってのが流れてきたんですね。
んでそれを見て、あールーズリーフに横書きした学生視点の小説とかやったら雰囲気あるだろうなーと。
こう、罫線は色刷り、本文は黒、ときどき授業中の落書きっぽいのとかペンで書き込みとかーとうきうき妄想してましたがまあ本文フルカラー印刷の本とかハードル高いよね。(ONEBOOKSさんなら基本料金内でやれるけどさー)
バインダー印刷してそこにはさんでとか、やれるもんならやってみたかったけど。

というわけでどんな感じになるだろうねーと一枚適当にでっち上げてみた(例によって書き出すときはその後のことを何も考えていない奴)のがこれなんですが、割といろんな方に見ていただけた(当社比)ので調子こいて後付で続き書いたわけです。

まあ途中までオチ思いつかねーってなってましたがね!!というかそもそも一人称小説なのか日記風なのかも決めてませんでしたからね!!
一応まとめて支部に載せた分は日記風に落ち着いたんですが、そう読めなかったらすみません。
いいんだよどんだけいきあたりばったりに書こうがENDマークが付けられればそれで!

んでその支部に載せたのにちょいちょいリプライいただけたんですが、続きがあるならこんな感じーみたいな話になりましてというこれまたいつものパターンである。
ほんとどんだけ終わってないように見えるのだ、私の書く話は…。
それも作風!と言い切るにはまだちょっと開き直りが足りない。いやいいんだ、こないだおくらんに「続きの広がりを想起させる余韻のある締めの描写」と評してもらって嬉しかったし!!

そしてそのいただいたコメントを元に妄想膨らませて書かせてもらったのが、NOTEBOOK_ repriseのエア新刊版だったのですが、ありがたいことにそちらも割といろんな方に見ていただけて(当社比 ※大事なことなので二度)わーい嬉しいなー嬉しいなーと。

更にそんな時に、サンライズさんが30週年記念割引のお知らせをくださいまして。
しかもフェア内で本文一部インク替え無料!あっそれ上手く使えばちょっと面白そうなことできるんじゃない…?と思い立ったらもう手が止まらないので、5月の祝言合わせにエアじゃなくて本当に本にしてみました。

なおその詳細を出したのが4/1だったのでエイプリルフールで嘘だろうと思われたりもしたのですが、そんな手の込んだ真似しねーよ、と言いたいところですがすまん時間さえあれば余裕でやったと思う。そしてKIBさんもノリノリでそのために表紙書きおろしてくれたと思うw やったね来年の俺達に乞うご期待(その頃はその頃で別の原稿に追われている予感しかしませんが)

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【表紙あれこれ】

というわけで今回も表紙は最早専属かよという勢いでお世話になっているKIBさんですが、こ、今回は一応!当初は自分で(適当に写真でも撮ってきて)何とかするつもりだったんですーーーこれ以上ご迷惑かけるつもりはなかったんですううううううう!!!
で、でもご本人が!自主的に!ええんやでってしてくれたから!!ならば容赦はしねえと今回もお縋りして表紙描いていただきました。

元々支部に投げるにあたってフリーの背景素材をお借りし加工し表紙にしていたのですが、その雰囲気は気に入っていたので、じゃあそこに人物足す感じで描いてくださいーとお願いしてこんな表紙になりました。

56133753_p0

で、それを支部で並べるとこんな感じになるわけですよ!!

J-RRv1jV

まあ個人の作品一覧ページ見ないと気付かないネタではあるんですが、誰もいないさみしげな踊り場と、そこで寄り添う二人が並ぶこの状態、ちょっといいよね!
なお一見背景使い回しで楽そうに見えるかと思いますが、当然のことながら実際はそれを元に印刷用画質に描き直していただいております。重ね重ねありがとうございました…!

KIBさんとご一緒させていただくときはいつも雑談半分で一緒に色々ビジュアル設定考えてくださるので、そこから出てくる本文描写も沢山あるのが面白いです。
今回も一番最初にこっちから出した指定って「三日月先生はスーツで山姥切くんはエロシーンでネクタイ解かせたいから首元からネクタイ見えるように」ってくらいで、眼鏡であるかどうかすららしけりゃ何でもいいです!と全力でぶん投げたのですが、例によって手慣らしの落書き兼ねたカラー稿のラフがきて、それにきゃっきゃしている間に表紙ラフもいただいて、その先生の姿勢が意外とお行儀悪かった(あの扉手前に片足引っ掛けてるの超萌えませんか!!)ので、その影響を受けて作中のお行儀も若干悪くなっていますw

あとは卒業式後のシーンしようと決めて、なら必要な小物はと考え記章とか学校鞄とかノートの種類とか指定させていただきつつ進めていき、塗りが終わったところで「埃舞う雰囲気欲しいんでゴッドレイ(窓から差し込む光の表現)入れてくだしあ」とお願いして完成となりました。
あとからこのあたりの追加や調節効くのはデジタルならではでありがたい…。お陰さまでちょっと薄暗い屋上手前の踊り場の雰囲気、凄い出たなーと思います。

入稿やとらさんへの申請の関係上、表紙は一足先にいただいてその後引き続き本文、というのがいつもの流れなのですが、おかげで今回もこの仕上がった表紙見ながら書けて楽しかったです。ほんとこの一枚あるかないかで出てくる描写全然違うので…。

とか言ってたらその作業の合間に更に追加攻撃くらって、しかもそれが可愛すぎるのでここでも自慢しておきますね!!!!

ZeKpv0me

どうよこれ。どうなのよ。いや元ネタわからない人には全然わからないだろうけれど私はわかるので問題ない。とにかくくっそ可愛いことだけは見ればわかると思うのでここまで見てくださってるような方へのおすそ分けとして公開しておきますw

タイトルロゴは例によってこちらで作成してます。
いや作成というほど御大層なデザインじゃないじゃろとは思うのですが、でも一応これベタ打ちじゃないんだ…ドット単位で位置調節と加工もやってるんだ…。
メインに使ったの「超極細ゴシック」ってフォントなんですが、一見等幅フォントに見えてそうじゃなかったのでw ええいなら手動で揃えたるわーとグリッド線敷いてちまちまいじったw 
でっかくいれても絵の邪魔にならず、視認性も保ててる地味ながらよいタイトルロゴにできたのではないかと自分を褒めておこうw

なお余談ながらこのシリーズ、最初に支部に載せた時のタイトルが「NOTEBOOK.」で最後にドットがつくので、このロゴ作る時も「i」の字の上の点がそのドットに見えるように、というささやかな遊び心が仕込んであったりします。言わなきゃ絶対気づかないだろうけどw
それとカタカナの「ノートブック・リプライズ」の部分は先生ネタだしね!と教科書体を使ってたりするよー。

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【フォントとか素材とか】

そしてフォントの話といえば今回本文中でもフォント大活躍なのですが、これもまた地味にこだわり仕様でして。あまりこういう本出される方はいないかな?と思ったので、フォントや他素材の詳細ご紹介しておきますー。

まず山姥切くんの日記に使ったフォントは「ダーツフォント」さん。
手書きでちょっと生真面目な感じ。ただ生真面目すぎてフォント感強くてノートに並べた時に少し違和感あったので、全体的に長体120%かけてます。
本当は句読点の部分とか個別で字詰めしたかったのですが、さすがに文量が文量だったのでそこまでしてる時間がなかったw

ちなみにノートの方は本文でも説明してますがキャンパスのノートです。B5中横罫、6mm幅のやつ。ちゃんと実物買ってきたので写真撮って扉絵の素材にもしたw
中身もそれに似せてありますが、まったく同じというのもまずいかなと思ったので多少変えてあります。

んで、そのノート部分、なんでこれいちいち机の上に載せた風にしてるかっていうと、44ページの演出がやりたかったんだよ!小説と重なって背景になってる所!
更にこれ気付く人いるのか微妙ですが、そこの部分はちゃんと後ろが机じゃなくてコンクリートの床になってます。そういうところで臨場感出せたらなという…!
合間合間に小物とか載せるのもたのしかったなー。

28ページのお守りは私物を写真撮って加工したものです。京都の岡崎神社さん(狛兎で有名)で買ってきたものなんですが、よーく見るとぎりぎり兎の耳が見えるw
でもこの本の入稿後、足利学校(刀工の堀川さんがここで山姥切くんを打ったという説がある)行ってきたらそこで足利学校の学業守が売ってて、ああーーーそれ知ってたら絶対にそっちにしたのにーー!?と思ってとても悔しかったwww

それ以外に載せたものだと数学のプリント、あれはわら半紙(今使ってるところがあるのかは微妙かだなと思ったんですが…)の素材に数Ⅱの問題載せてそれらしく加工してあります。荒い印刷の掠れ感、割と出せたのではないかなと。
あとのど飴は単に私物です。引き出しに溜め込んでいたのから引っ張り出してきたので現行品ではないらしいw これも不精せずちゃんと買いに行くべきだったなあ…。

先生の方のフォントは「美人の字」さん。
こちらは長体かけたりはしてませんが、代わりにボールド(太字)にして、山姥切くんのところに比べるとかなり細かく字詰め及び大きさ調整してあります。(そのまま使うと「の」の大きさとか句読点周りとかやっぱり気になってねー)
その甲斐あって手書き感強めに出来た…と思うんですが、どうだろ。

色替え印刷は紺のインクで、文字と罫線は100%、背景が10%だったかな。
元々この「最後に色替え印刷で手紙つけたら甘酸っぱいんじゃない…!?」という装丁がやりたくて出したような本なので、読みつつそこにむねきゅんしていただけば嬉しいです。

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【日記解説】

本文的にはノート部分以外は普通の小説だろうと思うのですが、そのノート部分は内容的にも結構いろいろ考えて作ってあったりします。
というか、KIBさんにお見せした時に「そこまでしてるんです!?」的なご反応をいただいたのですが、二年分のカレンダー作ってスケジュール管理しつつ書いたw
細かいところまでは決めてませんけど、こんな感じ。(二年生のスケジュールで、黄色く塗ってある所が日記や本文で書いた部分。実際は書くときに変えた部分もありますが)

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というかこれ作らないと流石に何日が何曜日とか分からなかったのでなー。どうせ日付合わせるならそういうところもちゃんと合わせたかったので、ぐぐるカレンダー見て雛形作って、各種公立高校のスケジュール幾つか確認してそれらしい日程組んで、その上で既に支部に乗せていた分の日記を再構築して足りない部分考えて…ってしながら日記部分書いてました。

んでその日記部分は、単に雰囲気だけでさーっと読み流していただいても支障はないかなと思いますが、一応そこからも山姥切くんの成長を読み取っていただけたら嬉しいなあとか、情景想像すると結構イチャイチャしてやがるこいつら…みたいな感じで書いてます。

私的見どころ?ポイントを幾つか具体的に書いておきますと…

・P25/1月21日
日記を書け、と提案した頃にはもう(無自覚かもしれないが)山姥切くんが好きでしょうがないので、授業がない日は少しでも長く一緒にいたくて仕方ない先生である。

・P27/2月1日
この辺から少しずつ母親や家族の心情に思い至れるようになってきています。そうやって少しずつ視野が広がっていく感じとか出したくて。

・P27/2月3日
恵方巻きが上手く半分にできないので残りをもらう=間接ちゅー。多分先生の方だけがそれにどきどきしてただろうなあとw 山姥切くん、ドリンクの飲み回しとかも最初は嫌がりそうな気がするしw

・P26/2月4日
そして翌日同じ下心を持ってまた恵方巻きを買ってくるのである。先生やることが童貞臭いです。その上生クリーム版も買ってきてるあたり下心がエスカレートしている。

・P26/2月5日
転勤、面談周りに関しては、友人の高校教師にどういうシステムなのかしっかりお伺いしてから書きました。「2月くらいに面談が入って春には引っ越しだから大変なんだよ」と愚痴っていたのでありがたくそれも含めてネタにさせていただいたw
先生はこの時勤務四年目を想定していまして、基本五年目で転勤になるんだけど、状況によっては早まったりとかもあるらしく、ここで早まると山姥切くんとはお別れになってしまうので先生大変アンニュイである。
山姥切くんの方も自分がそれを寂しく感じているんだと自覚しはじめています。

・P28/2月10日~11日
遊びに誘って断られるのは想定内だったけれど、そこで教師と生徒という立場の差を感じて先生超しょんぼりである。お昼休みの間は教師というより友人のつもりでいるだろうからなあ。
なので翌日、ちゃんと教師らしいことをしなきゃダメだと考えて、評判の神社でお守りを買ってくる、という感じ。

・P33/2月13日~
先生のことになると割りと多弁になってきたけど、先生のことがないと一気に日記が短くなってます。
視野自体は広がってきてるんだけど、その視野に先生がいないと意味が無い、みたいな。

・P37/2月26日
この辺からちょいちょい登場し始める友人は、特に具体的に誰、という想定はしてません。読みつつ誰だったら可愛いかなあーとお好きに妄想していただければ!

全般的に、先生の方はもう明らかに生徒として見てねえなこれ、って感じに書いたつもりです。でも肝心の山姥切くんがそんなこと夢にも思ってないから全然伝わってねえーー!と読みつつ思っていただけたら一応狙い通りです。
チョコもらってるの見て拗ねちゃうし女子と噂されるの悔しいし微妙に下心もって指導室連れ込んだのに逃げられるし。
余裕のない三日月爺というか余裕のない大人が好きすぎてすいません。

ちなみに、日記内は意図的にキャラ名は出さないで書いてます。
日記ならそのほうが自然かなーってのと、なんか好きな人(この時点では山姥切くんは無自覚ですが)の名前って軽々しく書けない気がしませんか。
あとはそういう固有名詞なくてもみかんばに読めたらいいなというチャレンジも兼ねて。

前に書いた「不在の日」とかもそうなんですが、こういう一人称小説みたいな奴は読みながらそのキャラの声が頭のなかで聞こえてくれたらいいなあっていつも思ってます。要はらしく喋らせたいしあーこういうこと言いそう、って思ってほしい…。うまくできてるといいんだけどなあ。

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【編集の話】

こんな感じで小説と日記と、とまぜこぜになってる変な本なのですが、正直日記の扱い超悩んだよね!!www
横書きの本はめくりが逆だからなー。
いっそ別冊でノートはノートにするか、手紙部分同様裏は全部白にするか、あるいはリバーシブル本(裏側からも読める本)にするか、とか色々考えたんですが、どれも予算や読む際のリズムが崩れるのを考えるとちょっとなあ、という。

というわけで、力技である。自分がPhotoshop扱えるのをいいことに、挿絵扱いにすればいいよね!!!と全部画像で作りましたw うんまあ、大変だったwww
ていうか画像作ること自体はそこまで大変じゃなかったんだけど(一回雛形作っちゃえばあとは文字流し込んで出力するだけだから)それを配置するのがすげえややこしくって…!
これ見ても多分意味わからんだろうなと思いつつ公開しますが、台割表超カオスだった。

SnapCrab_NoName_2016-5-18_2

本出すときは必ずExcelで台割表作って管理するタイプなんですが、自分でもこうして解説を入れねばもう何が何の数値だったかわからないwww
全部WORD内でやれればこんなの当然必要ないのですが、PSDが混じる(しかも見開き)やつは絶対かっちり台割表作らなければ乱丁になる!!と思ったのでぐるぐる目になりながら編集してました…。
その甲斐あって一応ミスはなくてほっとしてます…。厳密にはノンブル位置間違えたところがありましたがもういいwww数値としてはあってるんでwwww

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【えっちな話】

正直最初はいらんだろうと思ってたんです。話の展開的にないほうが自然かなって思うしそもそもせっかくの甘酸っぱい青春ムード台無しになるじゃろーと。
でもこの手のWEBから再録(実際は8割以上書き下ろしとはいえ)の場合エロが追加されるのがお約束という気もするし…と悩み、いっそ聞いてみるかーとTwitterでアンケート取ったらまあ入れろとのお声が多数でしたよね…。
というわけでエピローグで本懐遂げていただきました。おめでとう先生。

とはいえがっちりエロシーン書いてしまうのは流石に違うだろうと思ったので、R18指定つけるのもどうかなというレベルのほんのり程度にしましたが。すいません私の筆力ではそこと青春の甘酸っぱさの両立はハードル高くてですね…。

でもまあ、甘酸っぱく甘酸っぱくと自分に言い聞かせながら書いたので、導入部分含めそこは多分達成できた、んじゃないだろうか。
団地前でちゅーするシーンとか書きつつなんだこのくっそ恥ずかしい人たち…ってなってたけどwww

山姥切くんのご両親の件もできればモトサヤに戻してあげたいなあと思ってたのもフォローできてよかったです。フィクションの中だとはいえ、悲しい目に合わせちゃったままだとちょっとね。
あ、読めば分かるかなと思いますが例によって長男堀川、次男山伏の三兄弟ですよ。離婚後、堀川くんが頑張って料理担当してたんだろうけど冬場気が抜けちゃったんだろうなーみたいに想像していただけるとうれしみ。
そして同じものを食べているであろう山伏がなぜ入院していないのかというと、山伏ならきっと特殊技能でアイアンストマックを持っているに違いないと確信しているからです。OVERSにだけ通じるネタですいません。

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【お手紙部分】

ほんとこれがやりたくて作ったような本ではあったのですが、正直やるかどうかは相当悩みましたw
だってその、流石に気恥ずかしい…(今更何を)
日記も相当だけど手紙も相当だよね!!www なりきりみたいなもんなので、これは流石に痛いのでは!?と思いつつ書いてましたし今でも読み返すと若干頭抱えたくなるのですが、でもこういうのは照れたら負けだろうとも思ったので書いてる間はもうおもいっきり吹っ切ってなりきり上等ーー!!みたいな気持ちで書いてました。

一応、自分も教職の端くれだったりするもので(普通の高校教師とかとは全然違うけどね)そういう時に生徒さんに感じる想いとかちょいちょい込めたつもりです。
先生は(辞めなきゃ)一生先生だけど、生徒は一生生徒じゃいてくれないんだよなー。
小中高の教師なんて、特にその辺強く思うんじゃないだろうか。

そういう残される側の恐怖とか、場がなくなれば切れてしまう縁みたいなのはきっと大人の方がよく知っていて、子供の視線からは見えないものだと思うので、そのへんの必死さとかを隠さず書いたつもりです。
手紙部分以外は徹底して山姥切くん視点の話なので、読んでる方には山姥切くんの気持ちになっていただきつつ、それで最後にあの手紙が届いてうわああああああああ!!!みたいに照れまくってくださったら本望です!www
いただいたご感想で読後感最高だった、というお言葉も賜われましたので、そういう風にできているといいなあ…!

最後の日付は、この本を出したイベント、みかんば祝言プチ「幾久しく」の開催日です。
それに合わせて他のカレンダーも全部考える感じで構成しました。
一見全然関係なさそうな本ではありますが、自分なりに祝言をお祝いしたくて仕込んだネタです。読み終えた人がそこの日付にもうわあああってなっていただければ更に嬉しいですw

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現パロは設定語りが長くなるとはいえまたしてもすさまじいボリュームに…w
ここまでお付き合い下さった方、ありがとうございました!
次に本を出すのは多分秋口かなと思うので(その前に一冊アレかアレが出るかなーどうかなーってのはありますが)多分それまでまたサイトは止めてしまう気がしますw
ほんとは京都の旅行記ずっと書きたいと思ってるんだけどね!ちょっとお約束するにはそこまで時間が割ける自信がない。

なので普段は捨ておいていただいて全然おっけーですので、また気が向かれた際にでも覗きに来てくださると嬉しいです。
感想フォームへのコメントも心よりお待ち申し上げておりますー以上!!

水曜日
5月 18,2016

今更味ある裏話、「春夏秋冬」のやついきますー!
本の形式上安定の長さ&R18話題注意でございますん。

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元々は全く出す予定もなく、構想すら頭になかった本でした。
というのも当初はこれ、如月さんちのゲストにお誘いいただいて、それのお題が「雪月花」だったからそれ用に考えた話だったのです。

「雪」で「月」で「花」で「相互片思い」の話というお題で何書こうかなーって考えてて、そうだ一回くらい山姥切くんが近侍じゃない話やりたいなあとか、私の考える本丸は自然現象が普通で面白く無いからいっそ全部季節一気にくる本丸とかどうよ、とか考えて立てたプロットだった気がする。

で、立ててみて如月さんに提出して、こんな話でどうよーと相談してる時に、でもこれどうせだったらそれぞれの季節メインにした話にして四話とかやりたいよなあ…四話…四人…おっとどこかで覚えのある数だぞーう? となったらもう止まらないのが自分であり、またそれに他の面子が「またかよ!」と言いつつもお付き合い下さったので出た本です。
ほんと無茶振りにお応えありがとうございましたーーー!!

というわけで自分の分はもうプロット完成してたのでそれを読んでもらい、その上でメインとなる舞台の設定を別途書きおろしたのですが、その舞台設定を初披露。こんな感じでした。

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そしてこれ以外にお願いした条件がありまして、

・メインになる季節を決める(ただし各作家で重複しないようにする)
・話のクライマックスとして、そのメインとなる季節が次の季節に動くシーンを入れる

という縛りまであったのですが、まあよくぞこれで書いてくれたよね…!!
その辺を踏まえた上で各作品お読みくださると、その達成っぷりに改めて各作家の能力の高さにひれ伏せる本です。バラエティ豊かだよねえ…!!

いただいた話どれもすごい好きだし、おくらんに描いてもらった表紙も構図とかご一緒に相談させていただいてむちゃくちゃキレイに仕上げてもらったし(また塗りがほんと綺麗なんだこれ…!サンライズさんの印刷も流石でした)、本人的にはお気に入りの一冊ではあるのですが、どうにもその世界観に自分が酔いすぎてしまったきらいがあり、世間的な受けはあまりよろしくない本になってしまったのが心残りです。
(あくまでうちで出した本基準ですが…とはいえ部数的には十分すぎるほど出てるけどね)
そのあたりは次回への反省としたい(いや別にまたこの面子で本を出す予定はないんだが)なーと思いつつ、ぐだぐだと個別に語らせていただこうかなと思います。

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【まほろばの春を知る】(如月薫様)

プロット見せつつの相談をしてた時に、中心に母屋があって審神者がいて、その四方に季節の固定された離れがあって母屋から一覧にできて…と言ってたら、「そういう刑務所なかったっけ」と如月さんが言い出したのがベースの話です。
あれな、網走の五翼放射状舎房。中心から全部見渡せるようになってるという。
この話題からその発想が出てくる辺りさすが如月さんだよね…。

というわけでじゃあ普通の本丸じゃなく、監獄にしたらどうだろう、監獄ならなにか悪いことをした刀剣男士が入ってくるとして、三日月爺の罪はなんだろう?という話をし、ならそれは審神者殺しか自刃だろうという感じでご一緒に設定詰めさせていただいて、あの重たいOPを書いてくれました。
三日月爺のOPも、チュートリアルで捨てられた山姥切くんもたまんないよね…。

特に山姥切くんの設定がうわっっと思うほどお気に入りです。本文読めば分かるかな、と思うんですが、あれ審神者=プレイヤーが完璧主義者で、たとえチュートリアルイベントだろうと負けるのが嫌=萎えてプレイ放棄、ってなった本丸なのよ。うわああああ辛い!!でもそういうメタ設定大好き…!

んで三日月爺の方はそのまま本霊に戻すには影響でかすぎるような罪、ってことで自刃になったんじゃなかったかなー。ちょっとこの辺打ち合わせしてたの相当前なのであやふやな所ありますが。
そういうあたりの設定面は雑談半分で一緒に考えさせていただきましたが、その後の展開とかは原稿もらうまでほとんど知らなかったので、うわーこーなったかー!!ってなりながら読んでたなあ。

みかんばの一方通行に見えてそうではなかった交流も凄く切なくて可愛くて好きでしたが(特に山姥切くんが審神者の言うこと聞くのやめてしまい、それが原因で季節が動き始めるあたりのくだりたまらない)、この話の名脇役、いやむしろ立役者は加州ではないかと思う。
あんまりにも!!!可愛すぎる!!!!!!!!!!!
んもー加州の男前かつ可愛くて主大好きででもちょっとひねちゃった感じ愛しすぎないか…山姥切くんに絡んでるシーンどこもほんと好きだし、また審神者にネタばらしされるシーンもたまらんです。あのあとちゃんと加州も主も癒されて、元の本丸に戻って幸せになってくれるといい…。

そしてそんな癒やしの本丸+こっちがつけたタイトルがタイトルだったので、作業中この話は「ケアハウスまほろば」という実にアレな名で呼ばれていたことを裏話らしくバラしておきます。なおググった限り熊本に実在するようである。

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【やさし夏の訪れ】(東雲悠希様)

相方的には「一度本丸終焉話をやってみたかった」+「前回(こいあいきせき)でエロシーンが最後までしっかり書けなかったからリベンジ」という話だそうで、なんというか愛しさと切なさとおいやらしさとみたいな話である。大好物ですありがとうございます…。

終わりが目の前にあるとわかっている本丸でそれぞれの刀剣男士が何を望み何を選ぶか、ってのが淡々と描かれてるのが逆に切なさかきたててねえ…。
ほんの数行の描写でもぶわっとしてしまうところいっぱいある話でした。
特にほたちゃんや堀川の辺り、この二人はまた顕現できるとも限らない、ってあたりはうわあああ!ってなりながら読んでたなあ。

みかんば双方の背中を押すつるいちも可愛くてさー!!またこの鶴がすげえオットコ前で大好きなんですけど!
あれ、一兄の最後の時間を自分が欲しがったように見せておいて(実際欲しくもあったんだろうけれど)、一兄に「長兄である」ことから開放された時間をあげたんだろうなって思うとたまんなくないすか。うおおお鶴かっこえええええええ…!!
んでそうやって自分たちに訪れた僅かな時間の価値を知るからこそ、ああやってみかんばの背中を押せるんだよね…たまらん…。
特に一兄の「あの尊い方をただ一人の男に」って言うところが好きです。

んで背中おされたみかんばが可愛いったら!!
最後に二人きりになってやっと本音重ねて…三日月の告白かっこ良すぎかよー!!
みかんばはやっぱ天下五剣と写しの身分差みたいなところ外してはならないポイントかと思いますので、それをいらない、って言ってくれるのに読みつつきゃーきゃーしてましたとも!!
そして待望のおいやらしいシーンな!www 余裕ない三日月おいしゅうございますたまらんです…!その余裕の無さを受け止める山姥切くんが可愛くもかっこよくて、それが不慣れながらも乱れる感じおいやらしゅうございましたありがとうございました…。

あと最後に再開するときの再顕現シーンからの流れ、すごい好きだなー。
ここに限らず風景どこも綺麗に描写していただきましたが、特に最後、庭に降り立ったら
季節が濃くなるってその設定込みで好き。
山姥切くんが最後に望んだ季節の巡り、そこで再開するシーンうつくしすぎる…。

タイトルの「やさし夏の訪れ」の「やさし」は古語です。
知らなければそのまま「優しい」って思って読めて、ああみかんばに優しい夏が来たんだなーとか、夏に訪れる優しい人の話なんだなーって思ってもらえるだろうし、あれ?って思って古語の意味を調べると他の意味にも気づいてうわーってなってもらえたらなみたいな感じで付けました。

これ、すごい多彩な意味を持つ言葉なのよ。現代語でいうと「優しい」じゃなくて「易しい」の語源になってて、古語だと辛いとか気恥ずかしいとか遠慮がちだとか優美だとか健気だとかそういう意味で使うらしい。
ほんと色々あってバラバラなように見えて、でもニュアンス的には分かる気がしませんか。なんつーか、マイナス方面に控えめ、みたいな感じ。そこに凄く山姥切くん味を感じると思うんだが、伝わるかなー…。
相方に大筋聞いた頃に考えたタイトルなんだけど、そうやって遠慮がちに山姥切くんが訪れる夏、でも遠慮してたのは三日月も同じみたいな…まあそのなんだ、考えるな、感じろ。響きが気に入ってるのでいいんだwww

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【秋風の結びし道】(きんぎょ様)

四つの季節を四方に置いて、という設定から思い浮かんだのが「オズの魔法使い」だったとのことで、それを下敷きにした話。その発想はー!なかったーー!!
そのプロットを聞いた時にはもうなにそれ面白そう!!ってなるしかなかったよね。すごいわくわくしたのよく覚えてる。

で、私的にはオズの魔法使いって言うと、レンガの道、かかとを三回、風にのって移動、って感じだったのでタイトルもそれを意識したものにしました。あ、かかとを三回要素は特に入ってませんけどwww

とにかくこの話は初期刀尊い感溢れててみんなすっごくそれっぽくてかわいいよね…!!
あ、あと審神者もかわいいよねたまらん幼女審神者…!またそこを初期刀がこぞって大事大事してる構図込みでかわいい。特に歌仙ちゃんが道中からずっとそこで焦ってるのすごいかわいい…!
蜂須賀は目輝かせて兄弟のこと語っちゃってるところが愛しい…。むっちゃんはまず方言すげえ、ってのが第一に来るけど、あの能ある鷹は爪を隠す感というか、実は凄く頭のいいキャラだってのが出まくっててかっこいい。加州はひたすらかわいー!かわいー!!

というかこの話、キャラ名あーなってるのに台詞だけで誰が誰なのかわかるって凄くないか!?それだけしっかりキャラの個性把握して描写できてるってことだもんなー。
それはもう、初期刀にかぎらず出てくるみんなそうなんだけど。
いいやつ御手杵も堅物門番長谷部も粟田口兄弟もみんなすごいそれっぽくて、描写としてはさほど長くもないはずなのに存在感凄い。特にばみちゃんがはっぱくるくるしてるシーン、あれほんとそれだけの描写なのにその裏にあるものを知ってるとぞくぞくする。

んでその合間合間に山姥切くんの過去がフラッシュバックするのがさー!!どこも切なくてさーー!
不可思議な世界の風景にすごい綺麗な本丸の描写が挟まって、まるでそっちのほうが異世界みたいで。その風景の中で描かれる三日月の格好良さったら!そしてそれに怯える山姥切くんの可愛さったら!!思い出したくないっていやいやしてるのあーもーたまらん!!あとそこで思い出される国広兄弟も尊い…みかんばを見守る兄弟大好き…。

そうやって徐々に思い出していってその結果あんなくっそ男前に「絶対に自分を傷つけたりしない」って言うの、何だよ結局愛されてる自覚ありまくりなんじゃねーかよこやつめはははって感じでさー!
でもそれが受け止められずにいたからこその描写の数々がほんと愛しくて、拗ねたりいじけたり怒ってみたりしながらも自分の気持ちと向かい合って、それで「待たせたなんて思わない」とか言っちゃうの可愛いすぎかーーー!!そしてそれを悠々と(でもきっと内心は嬉しくて愛しくて仕方ない)爺がほんとかわいい話だったなーと思います。

なお最後に実に可愛らしくちゅーまでしていただいてわたくしガッツポーズしたのですが、この時点ではきんぎょさんの書いた他の刀剣話で他にちゅーまで行った子らはいなかったらしいw まさか先に自カプ外で書くことになるとは…と言っていたw すまんwww

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【花眠る冬から】(藤井咲)

最初の辺りで語ったように、お題があって、それに伴って舞台から考えた話です。
本丸の二階、そこから四方にそれぞれ全部違う季節が見えたら面白いだろうなって。
で、そのイメージ元は熊本城の天守閣から来てたりします。
熊本城、あんなことになってしまいましたが、本当に綺麗でかっこいいお城でね。天守閣自体は割と狭いんですが、東西南北に開いた窓から見える景色が全然違って凄いインパクトあったの。ちゃんと直った頃また見に行きたいなー。

そしてそこから見える景色、それは(随分前の話ですが)自分が病院に長期入院してた時の記憶が元になってます。
えっと、全治三ヶ月だったかな?交通事故で入院したことがあるんだよね。足バッキリ折ったので基本ベッドの上から動けなくて、窓際から見える景色にも飽き飽きしていた覚えがあるwww
まあ自分はそういう状況だったし頻繁に見舞いに来てくれる人もいたしでメンタル的にはさほど病んでなかったのですが、もしこれが怪我ではなく病気で、しかももっと子供で長期だったら、そこから見える世界が全てになるだろうなと。
そして審神者に選ばれてそこから脱出できて、そこで「友人」ができたなら。そしてその「友人」を失いかけたなら。
そしたらもう「先」なんて欲しくないと望んでしまうだろうなと思ってあの設定を考えました。

初期刀は山姥切くん以外なら誰にしようかなと考えて、自分がそんな病人だったら誰を選ぶだろう、って思ったらそれは蜂須賀かなと。理由は作中で語ったとおり。
そうやって舞台と初期刀を決めて、お題の関係上山姥切くんは冬に置くってのは決めてたからじゃあその隣の春に三日月爺だ、って決めて、そこからストーリーを作っていきました。

最初に脳内に出てきたシーンは、山姥切くんを連れて走って逃げる三日月爺のシーンで、これはICOと風ノ旅ビト(二面の回廊ね)のイメージから来てる、と思う。実際それを参照したわけでもなんでもないんだけど、繋いだ手と走る足音、逆光になる回廊の向こうに見える景色、みたいなイメージがずっと頭にあったので。

そしてじゃあなんで逃げようとしてるんだろうって考えたら、そりゃ山姥切くんを奪われたくないんだろうなあと、そして何から奪われたくないんだろうって更に考えて、消える世界から奪われたくないのか、って出てきたのでそれを軸に他のストーリーを詰めました。
この話にかぎらずですが、私わりとこういうメインで書きたい!みたいなシーンが最初に出てきがちで、そしたらそこに至るまでのフラグ構築みたいな感じにストーリーを組み立てていくので。

ただこれ話練ってる間に他にも書きたいシーンがやたら出てきてしまって…!自分でもこの世界観気に入ってたんだろうなあ。
こういう要素って適度に削ぎ落とさないと結局焦点がぶれてしまうからダメだろうと思うんですが、上手く削りきれなかった感満々である。そういう意味でめっちゃくちゃ悔いの残る話ではある…。
ほんと、これでもあちこち削ってはいるんですけどね。当初は審神者が蜂須賀のために残りの兄弟喚んであげるシーンとかも脳内にはあったんだけど。

そうやって悔いは残る出来ながらも、削りたくないくらいに気に入ってるシーンもたくさんありまして、なんというか出来の悪い子ほど可愛いみたいな話でもありますw
特に気に入ってるのはみかんばだと爺が扉叩いて消えたくないって縋る所とか、集めた桜の意味語るシーンとか。
山姥切くん視点の話で、かつ一方的に見ていた三日月爺に知らず知らずに恋心募らせる話なので、三日月爺は最初は凄い雅に、途中から一気に人間臭く見えるように、それに引きずられるように山姥切くんも人間らしく、みたいなこと思って書いてたなあ。
ただただ綺麗で立派な刀だと思ってた男が、実は自分にずっと焦がれてくれていて、ってところにときめいていただけたら嬉しいのですが、うーん。

みかんば以外だとやっぱこの話は蜂須賀が自分で書いてても凄く切なくて、いいキャラに出来たんじゃないかなと自画自賛。
三日月爺や蜻蛉切さんにはちょっと距離を感じていて弱音を言えず、ほたちゃんの前では頼れる兄を気取っていたかったのでやはり強がっていて、けれど審神者のことで不安いっぱいという辛い役目になってしまいましたが、その分その不安を吐露するシーンとか切なさマシマシにしたつもりです。

あとは切なさマシマシとしては審神者の年齢や経過した年月の設定な。
作中から逆算できるようには一応書いてるんですが、審神者が審神者になったのほんと子供の頃の話なんですよ。小学生高学年くらい。それが八年経過してやっと山姥切くんまで顕現させられるようになるのですが、この時審神者18歳くらいです。(山姥切くんが「自分とほぼ見目が変わらぬ」と表現してます)
んでそこから更に7年が経過してる(審神者は25歳くらいかな)頃の話なんです、これ。

描写不足は自覚してるところなのでサラッと流して読んでいただいても構わぬ部分なんですが、そうやって合計15年以上も本丸に閉じこもっていた審神者と蜂須賀のこととか、それだけの間ただ隣の庭から山姥切くんが眠る姿を見続けていた三日月爺のこととかに思いを馳せていただけたら作者的には嬉しいです。
そうやって停滞してたものが一気に動き出す、みたいな感じもうちょっと出したかったなあ…。

停滞していたものが一気に、というか世界観のギャップも出したくて、意図的に色の描写はいっぱい入れました。冬は白と黒、春は薄紅と藍。あと温度の描写も。
色も温度もない世界にいた山姥切くんが、三日月爺に連れられて飛び込んだ春でそのすべてを知る、みたいな。
回廊を駆け抜けるシーンは一気に視界がひらけて色の洪水が襲ってくるみたいな感じにしたかったけど、文章力が!!足りない!!!悔しいー!!
でもその合間で壁ドン(柱だけど)出来たからまあそこは割と満足w
闇夜に桜に巻かれた回廊でちゅーするみかんば絶対絵になるじゃろーみたいなw

ほか気に入ってるのは、おいやらしーん直前の三日月爺の慟哭かなあ。消えたくないって叫ぶシーンもそうですが、普段がやっぱ悠々とした人だと思ってる分、こういう心情さらけ出すシーンは自分で書いててもドキドキします。
それと一番最後の山姥切くんの台詞と、締めの地の文も。
「全ての季節は巡り、始まりの春へ」ってのは、自分の話が一番最後になるのは分かってたので、この話だけじゃなくてこの本全体の締めになるようにって思って書いたなあ。
なのでそこまで読んで、その上でまた春の話から読み返したいな、って思っていただける本になっていたら、本当に嬉しいです。

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以上、案の定アホみたいな長さになりましたが「春夏秋冬」の裏話でした。

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